四季折々

~感じるままに~

ムシトリナデシコ

2023-05-26 07:53:15 | 写真・花
あちこちで今、ムシトリナデシコ(虫取り撫子)が咲き誇っています。
ピンク色のきれいな花です。ただ、虫たちにとってはちょっと迷惑な花のようです。

昨朝06:50頃写したものです。

花茎は上部の葉の付け根で二又に分かれ、それぞれの先端にナデシコに似た花をつけていました。

あちこちで群生しています。







花の下の小さな葉っぱのすぐ下に茶色部分が・・・

触ってみるとネバネバしていました。ここが、虫たちにとっては大変なところです。
虫になぞらえ、草の切れ端で試してみました。

ちょっとボケましたが・・・
そっと当ててみると、このとおりくっつきました。

結構重みもありましたが、しっかりとくっいたままとなりました。
なので、蜂や虫が飛んでくるとくっついてしまうようでした。
知ってか、知らずか? 虫類は全く飛んでいませんでした。

ムシトリナデシコ(虫取撫子)は、ナデシコ科の越年草で、原産地はヨーロッパとか。
現在は世界の温暖な地域に広く分布しているそうです。
茎上部の葉の下に粘液を分泌する部分が帯状にあり、
ここに虫が付着して捕らえられることがあるそうです。
虫などがひっつくことから ”虫取り” の名がついたそうです。
しかし、虫を消化・吸収はしないそうで、ひっつけるだけだそうです。
虫にとってはちょっと迷惑な花のようです。
では、なぜ? 実は、受粉を全く手助けしてくれないアリ(蟻)が蜜を吸いに来るのを防ぐためだそうです。
エライ!ですね。 植物の世界は不思議ですね。 おもしろいですね。

コメント
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