四季折々

~感じるままに~

ブドウの環状剥皮と袋かけ

2022-06-21 07:45:10 | ぶどう・野菜
昨日、ブドウ(安芸クイーン)の環状剥皮(かんじょうはくひ)を行いました。
その前日には果房の袋かけを行いました。
   
昨日実施の環状剥皮(かんじょうはくひ)

幹の樹皮(表皮)を環状に5mm幅で剥ぎ取ります。深く傷つけると樹液が流れ出ます。
カッターナイフと5mm幅のドライバーを使って、ていねいに剥ぎ取りました。

剥皮後は幅広テープを巻いておきます。

テープは約1か月後にはずします。その頃には癒合(ゆごう)がかなり進んでいます。

今回は主幹の地上60㎝の位置(一番下)で行いました。
     
すぐ上は昨年の痕で、その上部はこれまでの痕跡です。
全体に効果を及ぼしたい場合は主幹のどこかで行います。

安芸クイーンは紅色系ですが、暖地では着色しにくいブドウです。
このような品種の色づきをよくするため、研究確立された技術がこの環状剥皮だそうです。
満開後30~35日(着色が始まる2週間前)に行うものです。
この時期を逃すと効果が劣るそうです。
この処理を行うことにより、葉の光合成で生産される養分を根などに移行させず、果実に蓄積することにより、
着色が向上し、食味もよくなるのだそうです。


一昨日行った袋かけ
果房は見出し画像やこんな房に成長していました。


にぎやかになりました。

100枚入りの袋がなくなり、3袋ほど足りませんでした。

市販の袋です。

留め金付きなのでわりと簡単に取り付けることができました。
下方の片側にはミシン目がありそこを開けると色づき具合等の確認ができるようになっていました。
袋かけは、病気、害虫、鳥、風雨などから保護するためです。
摘粒ができ次第、できるだけ早く行う方がいいようです。
これまで暇を見つけては摘粒し、一房30粒以下にしました。

趣味で1本だけの栽培です。
今年ここまでは、過去最高と思える出来のようですが・・・
あとは、おてんとうさま次第です。
(水やりには気をつけなければなりません)


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