7月27日(土)、3時半起床。消灯中のため、狭く、暗い廊下で身支度をして、小屋を出発。
夜中からの雨のため、御前峰頂上を目指すのは、メンバー8人のうち、4人に減る。
霧雨の中、ヘッドランプを頼りに頂上へ向かう。
ヘッドランプの灯りが、蛍の光のように列をなして頂上に向かう。「登40分」のところを1時間もかけて5時やっと頂上に着きました。
頂上の白山神社奥の院に参拝。日の出が見られる天候の時は、室堂で4時に太鼓がなるそうですが、この日は当然、太鼓の音はありませんでした。
濃霧のため、眺望が全くない中、とにかくも頂上に立ちました。
登った4人です。私たち二人の他、私たちが登るというので心配して同行してくれたサポーターの二人です。
年賀はがき用の写真も撮りました。
こんな時は如何にも元気そうなポーズですから、我ながら可笑しいです。
標高 2,702m、とにもかくにも、75歳でここまで登れたことを喜ぶか、バテバテの体力を嘆くか 複雑な心境でした。
霧の中白山の頂に立つ齢75自分を褒めて
天気は悪く、体力、時間ともにないので、「お池巡り」は出来ず、直ちに下山しました。
小屋で慌ただしく朝食をとりました。
6時過ぎの時間でまだ大変混雑していました。写真が煙っているのは、濃霧の中を歩いたため、カメラのレンズにきりがついたためのようです。
頂上を目指さなかったメンバーは用意万端、出発の準備が出来ていました。ここでも、私がビリで慌ただしい出発となりました。
室堂のクルマユリです。
沢山咲いていた黒百合です。
霧の中、花を愛でながらの下山でした。
下るほどに天気はドンドンよくなりました。
昨日登った「観光新道」の稜線も正面に見えました。
尾根筋の道は、急登の連続で苦労したのがよく分かります。
土曜日とあって、メインストリート?の「砂防新道」を登ってくる人はものすごい人出でした。
雪渓を尻目にひたすら登る登山者。下りの人が邪魔のようでした。
甚之助避難小屋で休みましたが、ここも沢山の人でごった返していました。トイレも、水もあり休憩にはうってつけの場所でした。
私は、ここで休んだ後がひどかったです。長い下りで、膝が笑い、ももが痛くなり、一歩足を出すたびに痛みが走り、
なかなか前に進めなくなりました。
山道では、「登る人が優先」が原則ですが、何度も「下りの年寄り優先」にしてもらいました。
登山口の吊りはしが眼下に見え少しホツトしました。
ところが、痛みはドンドン激しくなり、ここにたどりつくのが大変でした。
それでも、何とか 11時30分に登山口の吊り橋に着きました。
予定より30分遅れでした。白山神社の鳥居から山に向かって最敬礼。2日間楽しませてもらったこと、無事下山できたことを感謝しました。
温泉で汗を流し、金沢から北陸道、長野道、関越道を通って、8時間かけて夜10時すぎ帰宅しました。
山以上に大変な思いをしたドライバーに感謝・感謝です。