日本フィルハーモニー交響楽団室内アンサンブルコンサートが所沢文化会館であり、聴きに行きました。
武州ガス主催で、応募に当選した人を無料招待したものです。大ホールが満席で、私たちは3階席で聴きました。
今日のプログラムです。
パイプオルガンの演奏で始まりました。「G線上のアリア」などを演奏しましたが、1曲は脚鍵盤だけで演奏したのには驚きました。
パートⅡでは、アンサンブルの演奏でした。ヴィヴァルディの「四季」の内、秋と冬などを演奏しました。「アンサンブルとはこんなものか」とその素晴らしい演奏に聞き惚れました。
パートⅢ は歌曲です。オペラの一部をテノールとソプラノの歌手が披露しました。人間の声が、こんなに素晴らしいものか と改めて感服しました。アンサンブル伴奏を圧倒する声量には、私たちがやっているうたごえ喫茶やコーラスは一体何なんだろう? と情けなくなりました。
パートⅣ は「秋を歌う」で舞台と一緒に客席の私たちも、「もみじ」「ふるさと」を歌いました。舞台に圧倒されて、客席の声はとても弱弱しかったです。
舞台の進行は、日フィルのヴァイオリンニスト 松本克己さんが行いました。1989年にオウム真理教幹部に殺害された弁護士の坂本堤さん夫婦の救援、阪神大震災、中越地震、東北の災害などの被災地の救援・復興に音楽を通して活躍してきた方です。
当時の新聞などには、『中心となったのは、坂本弁護士の救援運動を続けた日本フィルハーモニー交響楽団のバイオリニスト松本克巳さん(58歳)。「弱者に尽くすという坂本弁護士の思いを引き継ごう」と、「愛とヒューマンのコンサート」と名付けて阪神大震災や新潟県中越地震の被災地でも演奏してきた。』 と紹介されてゐました。
久しぶりに、本物の音楽に接して、有意義な一日でした。