守田です。(20111113 23:30)
本日、福島市で東日本女子駅伝が強行されてしまいました。中学生、高校生
の選手たちが走らされてしまった。無念であり、腹立たしくあり、悔しいで
す。政府はこうして若者を含む一般の人々の被曝をどんどん推し進めようと
しています。その一つが、きわめて危険な除染作業へのボランティアの募集
です。これも信じがたい行為です。人の好意に付け込み、無償で被曝労働を
させようとしている。傷害と詐欺が、いっぺんに行われようとしています。
これはあまりにおかしい。第一に除染活動は、放射能のあるところにいく作
業です。除染しなければいけないものがあるところに行くわけで、必ず外部
被曝します。その上に対処がきちんとしていなければ、内部被曝の危険性が
つきまといます。というより、僕自身が行った実感として、高度な訓練を
受けていないと、ほとんど確実に内部被曝もしてしまいます。
たとえばマスクの使い方一つとってみても、実は厳密に使うのはそれなりの
訓練を経ないと難しいのです。というのはマスクはつけはずしのときが危な
い。基本的には両手でゴムを持ってはずして、そのまま捨てるようにしない
といけない。表面が汚染されているので、そこを触ったら、汚染物質がつい
てしまうからです。そのため、休憩のときにどうするのかなど、細かい配慮
がないと、厳密に使うのはなかなか難しい。
また完全防護服を着て、作業後に脱ぎ捨てない限り、汚染物質は衣服につくし、
身の回りのあらゆるものにもつく。それらはほとんど考慮しないために、除
染現場から離れてマスクをはずしたときに、呼吸によって取り込まれてしまう
可能性が高い。なにせ放射能は見えないので、いつマスクをとってよい安全な
状態なのかが分からない。だからこそほとんどの場合、現場を離れればすぐ
にマスクを取ってしまうと思います。
それだけではありません。繰り返しますが、除染に参加することは、汚染地
域に行くことを意味するわけですから、自らが被曝するだけでなく、実は自
らが汚染物質の移動者になってしまう可能性も高いのです。現在の作業では
そうしたことへの配慮も何もない。このままでは多くの方が、衣服にたくさ
んの放射性物質をつけたまま、家に持ち帰ってしまうでしょう。もちろん移
動中のあらゆるところに、放射性物質を拡散することになる。
これを厳密にかわすことはきわめて難しい。ほとんど不可能だというのが僕
自身が除染活動に関わった実感です。除染活動が終わった後に入るクリーン
ルームを設置して、着替えを行い、シャワーを浴び、汚染物質を全部捨てな
いと、汚染と自分を切り離すことができない。移動のための手段(たいてい
は自動車でしょうが)も、本来、そこで乗り換えないといけない。しかし実
際にこれらのことを実現するのはきわめて困難です。
それで「そんなに神経質にならなくても、これぐらいの放射能ならたいして
危険性はない」という解釈が必ずされる。というより、そう考えないと作業
ができない。しかしそれはとても科学的な観点とは言えません。なぜってそ
のつどきちんとしたその場の計測(土壌分析などを含めて)がなされるわけ
ではないし、さらにどれだけの核種が、どれぐらい出ているのかも、まだつ
かまれていないのだからです。
後から後から、やれプルトニウムが飛んでいた、ストロンチウムは横浜まで
飛んでいた、テルルがあった、銀があったと、小出しのつけたしが繰り返
されている。おそらく今後、もっと違う核種の存在もつけたされてくるでしょ
う。自発核分裂性の高いキュリウムなども出てくるかもしれない。今はあまり
にグレーゾーンが大きい。
その点で、今なすべきことは、ボランティアの募集どころか、除染への住民
参加を見直し、もっと徹底した除染における被曝防護体制を作り出し、さらに
放射線への感受性の高い女性・若者・子ども、また免疫力が落ちている高齢者
や疾病を抱えている人などに作業をさせないことを徹底すること、その上で、
作業ごとの被曝線量をきちんと見積もり、記録化し、事後的な医療相談体制を
作って、被曝の影響に備えていくことなどであるべきです。
少なくとも除染活動は、被曝覚悟の活動であり、かなりのリスクが伴うことを
周知徹底していかなければ詐欺です。すでに住民相手にこの詐欺と傷害が
行われてしまっていますが、これがボランティア募集によって、拡大されよう
としている。放射能のついたがれきを全国に引き受けさせて被曝させようと
いうだけでなく、汚染地に人々を呼び寄せて、被曝させようとしている。
なんということでしょうか。
こうした詐欺・ペテンとしかいいようのない点は、次のような募集項目にも
あらわれています。
「4.ボランティア保険及び放射線被ばくに関する留意事項
ボランティア活動中の様々な事故による怪我や損害賠償責任を保障する保険が
ありますので、保険の補償の範囲(通常、放射線被ばくは保険の対象外)や
保険費用を踏まえて、ご加入・ご更新をお願いします(原則、自己負担です)」
ボランティア保険に入ってください。ただし放射線被ばくは対処外ですよと
言うわけです。しかも保険加入は自己負担とされています。
これは本当におかしい。いやそもそも除染活動がボランティアとなるのがおか
しいのです。
なぜなら除染活動は、東電が犯した社会的犯罪の後始末の行為なのだからです。
この点で津波によるがれき撤去などとは断じて違う。人災なのです。なのでこ
のボランティアは東電と政府を助けることにしかならない。そのために無償で
心ある人々を被曝させて働かせようというのが除染ボランティア募集です。
もし1000歩譲って、やるというのであれば、東電および政府の責任のもとに、
相当量の代金を払うべきだし、同じく放射線被ばくをも対象とした補償制度を
作り、参加者の事後的な健康相談にも対処すべきです。ところが現実には、
事実上、参加者に被曝の可能性と危険性をなんら教えることなく作業に従事
させようとしている。しかも何の訓練も受けたことのない人々をです。しかも
無償でです。これはあまりにひどい。傷害と詐欺とがいっぺんに行われようと
している。
この点で、僕はこの活動の指揮を執っている細野大臣を強く批判したいと思うし
みなさんに、細野大臣への注意を呼びかけたいと思います。もともと事故後に
首相官邸で対策チームに入ったときにきわめてアメリカと近い位置にいたこと、
また原発担当大臣への就任の前にアメリカに渡航していることなど、僕は彼は
アメリカの強い示唆を受けて、「事故収束」の絵を描いている人物だと睨んで
いますが、今回でも彼は、十二分に作業者の深刻な被曝の危険性を知りながら
この作業を推し進めています。そのために自分もまたマスクもしない極端な軽装
で、除染活動に加わるパフォーマンスを行った。非常に悪辣だと思います。
細野大臣は、ボランティア対策について、次のように述べたことがNHKによ
って報道されています。「非常に大事であり、こういうやり方でやれば大丈夫
だというマニュアルは重要だと思う。今後、分かりやすいものを示していきた
い」。つまりマニュアルすらなしに現に人を集めて除染活動をはじめている実
態が見えると同時に、「除染は正しくやれば安全だ」というメッセージがここ
にあらわれています。
こうした一連の行為に見られるものとは何か。女子中学生に放射線管理区域を
超える線量のところでスピードレースをさせたり、心あるボランティアの人々
にきちんとした防護もなく被曝労働にあたらせる行為。私たちは実はこれこそ
が原発の存在そのものであることを認識しておく必要があります。
つまり今、行われていることは、原発労働において、常に行われてきたことの、
全社会化なのだということです。きちんとした安全対策も、事後のケアも何も
なしに、放射線防護に関する知識のない人々をかき集めて働かせてきた原発。
そんなことを平気でさせてきた電力会社や、それを「監督」してきた政府、そし
てその事実を知りつつ、原発利権の上に胡坐を書いてきた学者たち。こうした
人々は人を傷つけても何ら胸を痛めない人々です。
またそうした行為が目の前で放任されているのに、それを告発しないマスコミ
の幹部たち。こうした人々もまた、人間的な温かい心を失っていると僕は思い
ます。だからもう本当にそんな人々に騙されていてはいけない。
周りに除染ボランティアに行くという人がいたら止めましょう。騙されては
いけないと説得しましょう。善意の搾取、騙して被曝させることを、もうこれ
以上許してはならないです。
***********
東日本大震災:除染ボランティア、環境省が紹介HP
毎日新聞 2011年11月9日 東京朝刊
環境省は8日、福島県内の各市町村が募集する除染作業のボランティア情報
を紹介するホームページ(http://www.env.go.jp/jishin/josen-plaza.html)
を開いた。メールマガジンで更新情報も配信する。
ボランティアによる除染の実施日時、集合場所、作業内容などが更新され次第、
公表・配信する。8日時点で募集をしているのは、伊達市(実施日11月12
~13日)の各日80人など。細野豪志環境相は8日の閣議後会見で「多くの
人の力を貸していただきたい」と呼び掛けた。【藤野基文】
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111109ddm012040051000c.html
***********
除染の安全対策 マニュアル作成へ
NHKWEBNWES 11月13日 15時8分
放射性物質を取り除く除染に必要な、人手の確保が課題となるなか、細野環境
大臣は13日、福島県伊達市で行われた、ボランティアによる除染活動に参加
し、今後、除染の安全対策についてのマニュアルを作る考えを示しました。
先月から本格的な除染が始まっている、福島県の伊達市や福島市では、専門の
業者の作業を補うため、ボランティアによる除染作業を並行して行っています。
細野環境大臣は13日、伊達市霊山町で行われた除染のボランティア活動に参
加し、およそ60人のボランティアと共に、一般住宅での除染作業を手伝いま
した。細野大臣はくわを手に取って、屋根の下など、雨水が流れる場所を中心
に、放射線量の変化を確認しながら、砂利や土を取り除いていました。作業を
行った細野大臣は、記者団に対し「非常に多くの人手がかかる作業なので、全
国の多くの人にご協力を頂くことが非常に重要だと改めて感じた」と述べまし
た。そのうえで、ボランティアの安全対策について、「非常に大事であり、こ
ういうやり方でやれば大丈夫だというマニュアルは重要だと思う。今後、分か
りやすいものを示していきたい」と述べ、除染の安全対策についてのマニュア
ルを作る考えを示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111113/t10013929791000.html
本日、福島市で東日本女子駅伝が強行されてしまいました。中学生、高校生
の選手たちが走らされてしまった。無念であり、腹立たしくあり、悔しいで
す。政府はこうして若者を含む一般の人々の被曝をどんどん推し進めようと
しています。その一つが、きわめて危険な除染作業へのボランティアの募集
です。これも信じがたい行為です。人の好意に付け込み、無償で被曝労働を
させようとしている。傷害と詐欺が、いっぺんに行われようとしています。
これはあまりにおかしい。第一に除染活動は、放射能のあるところにいく作
業です。除染しなければいけないものがあるところに行くわけで、必ず外部
被曝します。その上に対処がきちんとしていなければ、内部被曝の危険性が
つきまといます。というより、僕自身が行った実感として、高度な訓練を
受けていないと、ほとんど確実に内部被曝もしてしまいます。
たとえばマスクの使い方一つとってみても、実は厳密に使うのはそれなりの
訓練を経ないと難しいのです。というのはマスクはつけはずしのときが危な
い。基本的には両手でゴムを持ってはずして、そのまま捨てるようにしない
といけない。表面が汚染されているので、そこを触ったら、汚染物質がつい
てしまうからです。そのため、休憩のときにどうするのかなど、細かい配慮
がないと、厳密に使うのはなかなか難しい。
また完全防護服を着て、作業後に脱ぎ捨てない限り、汚染物質は衣服につくし、
身の回りのあらゆるものにもつく。それらはほとんど考慮しないために、除
染現場から離れてマスクをはずしたときに、呼吸によって取り込まれてしまう
可能性が高い。なにせ放射能は見えないので、いつマスクをとってよい安全な
状態なのかが分からない。だからこそほとんどの場合、現場を離れればすぐ
にマスクを取ってしまうと思います。
それだけではありません。繰り返しますが、除染に参加することは、汚染地
域に行くことを意味するわけですから、自らが被曝するだけでなく、実は自
らが汚染物質の移動者になってしまう可能性も高いのです。現在の作業では
そうしたことへの配慮も何もない。このままでは多くの方が、衣服にたくさ
んの放射性物質をつけたまま、家に持ち帰ってしまうでしょう。もちろん移
動中のあらゆるところに、放射性物質を拡散することになる。
これを厳密にかわすことはきわめて難しい。ほとんど不可能だというのが僕
自身が除染活動に関わった実感です。除染活動が終わった後に入るクリーン
ルームを設置して、着替えを行い、シャワーを浴び、汚染物質を全部捨てな
いと、汚染と自分を切り離すことができない。移動のための手段(たいてい
は自動車でしょうが)も、本来、そこで乗り換えないといけない。しかし実
際にこれらのことを実現するのはきわめて困難です。
それで「そんなに神経質にならなくても、これぐらいの放射能ならたいして
危険性はない」という解釈が必ずされる。というより、そう考えないと作業
ができない。しかしそれはとても科学的な観点とは言えません。なぜってそ
のつどきちんとしたその場の計測(土壌分析などを含めて)がなされるわけ
ではないし、さらにどれだけの核種が、どれぐらい出ているのかも、まだつ
かまれていないのだからです。
後から後から、やれプルトニウムが飛んでいた、ストロンチウムは横浜まで
飛んでいた、テルルがあった、銀があったと、小出しのつけたしが繰り返
されている。おそらく今後、もっと違う核種の存在もつけたされてくるでしょ
う。自発核分裂性の高いキュリウムなども出てくるかもしれない。今はあまり
にグレーゾーンが大きい。
その点で、今なすべきことは、ボランティアの募集どころか、除染への住民
参加を見直し、もっと徹底した除染における被曝防護体制を作り出し、さらに
放射線への感受性の高い女性・若者・子ども、また免疫力が落ちている高齢者
や疾病を抱えている人などに作業をさせないことを徹底すること、その上で、
作業ごとの被曝線量をきちんと見積もり、記録化し、事後的な医療相談体制を
作って、被曝の影響に備えていくことなどであるべきです。
少なくとも除染活動は、被曝覚悟の活動であり、かなりのリスクが伴うことを
周知徹底していかなければ詐欺です。すでに住民相手にこの詐欺と傷害が
行われてしまっていますが、これがボランティア募集によって、拡大されよう
としている。放射能のついたがれきを全国に引き受けさせて被曝させようと
いうだけでなく、汚染地に人々を呼び寄せて、被曝させようとしている。
なんということでしょうか。
こうした詐欺・ペテンとしかいいようのない点は、次のような募集項目にも
あらわれています。
「4.ボランティア保険及び放射線被ばくに関する留意事項
ボランティア活動中の様々な事故による怪我や損害賠償責任を保障する保険が
ありますので、保険の補償の範囲(通常、放射線被ばくは保険の対象外)や
保険費用を踏まえて、ご加入・ご更新をお願いします(原則、自己負担です)」
ボランティア保険に入ってください。ただし放射線被ばくは対処外ですよと
言うわけです。しかも保険加入は自己負担とされています。
これは本当におかしい。いやそもそも除染活動がボランティアとなるのがおか
しいのです。
なぜなら除染活動は、東電が犯した社会的犯罪の後始末の行為なのだからです。
この点で津波によるがれき撤去などとは断じて違う。人災なのです。なのでこ
のボランティアは東電と政府を助けることにしかならない。そのために無償で
心ある人々を被曝させて働かせようというのが除染ボランティア募集です。
もし1000歩譲って、やるというのであれば、東電および政府の責任のもとに、
相当量の代金を払うべきだし、同じく放射線被ばくをも対象とした補償制度を
作り、参加者の事後的な健康相談にも対処すべきです。ところが現実には、
事実上、参加者に被曝の可能性と危険性をなんら教えることなく作業に従事
させようとしている。しかも何の訓練も受けたことのない人々をです。しかも
無償でです。これはあまりにひどい。傷害と詐欺とがいっぺんに行われようと
している。
この点で、僕はこの活動の指揮を執っている細野大臣を強く批判したいと思うし
みなさんに、細野大臣への注意を呼びかけたいと思います。もともと事故後に
首相官邸で対策チームに入ったときにきわめてアメリカと近い位置にいたこと、
また原発担当大臣への就任の前にアメリカに渡航していることなど、僕は彼は
アメリカの強い示唆を受けて、「事故収束」の絵を描いている人物だと睨んで
いますが、今回でも彼は、十二分に作業者の深刻な被曝の危険性を知りながら
この作業を推し進めています。そのために自分もまたマスクもしない極端な軽装
で、除染活動に加わるパフォーマンスを行った。非常に悪辣だと思います。
細野大臣は、ボランティア対策について、次のように述べたことがNHKによ
って報道されています。「非常に大事であり、こういうやり方でやれば大丈夫
だというマニュアルは重要だと思う。今後、分かりやすいものを示していきた
い」。つまりマニュアルすらなしに現に人を集めて除染活動をはじめている実
態が見えると同時に、「除染は正しくやれば安全だ」というメッセージがここ
にあらわれています。
こうした一連の行為に見られるものとは何か。女子中学生に放射線管理区域を
超える線量のところでスピードレースをさせたり、心あるボランティアの人々
にきちんとした防護もなく被曝労働にあたらせる行為。私たちは実はこれこそ
が原発の存在そのものであることを認識しておく必要があります。
つまり今、行われていることは、原発労働において、常に行われてきたことの、
全社会化なのだということです。きちんとした安全対策も、事後のケアも何も
なしに、放射線防護に関する知識のない人々をかき集めて働かせてきた原発。
そんなことを平気でさせてきた電力会社や、それを「監督」してきた政府、そし
てその事実を知りつつ、原発利権の上に胡坐を書いてきた学者たち。こうした
人々は人を傷つけても何ら胸を痛めない人々です。
またそうした行為が目の前で放任されているのに、それを告発しないマスコミ
の幹部たち。こうした人々もまた、人間的な温かい心を失っていると僕は思い
ます。だからもう本当にそんな人々に騙されていてはいけない。
周りに除染ボランティアに行くという人がいたら止めましょう。騙されては
いけないと説得しましょう。善意の搾取、騙して被曝させることを、もうこれ
以上許してはならないです。
***********
東日本大震災:除染ボランティア、環境省が紹介HP
毎日新聞 2011年11月9日 東京朝刊
環境省は8日、福島県内の各市町村が募集する除染作業のボランティア情報
を紹介するホームページ(http://www.env.go.jp/jishin/josen-plaza.html)
を開いた。メールマガジンで更新情報も配信する。
ボランティアによる除染の実施日時、集合場所、作業内容などが更新され次第、
公表・配信する。8日時点で募集をしているのは、伊達市(実施日11月12
~13日)の各日80人など。細野豪志環境相は8日の閣議後会見で「多くの
人の力を貸していただきたい」と呼び掛けた。【藤野基文】
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111109ddm012040051000c.html
***********
除染の安全対策 マニュアル作成へ
NHKWEBNWES 11月13日 15時8分
放射性物質を取り除く除染に必要な、人手の確保が課題となるなか、細野環境
大臣は13日、福島県伊達市で行われた、ボランティアによる除染活動に参加
し、今後、除染の安全対策についてのマニュアルを作る考えを示しました。
先月から本格的な除染が始まっている、福島県の伊達市や福島市では、専門の
業者の作業を補うため、ボランティアによる除染作業を並行して行っています。
細野環境大臣は13日、伊達市霊山町で行われた除染のボランティア活動に参
加し、およそ60人のボランティアと共に、一般住宅での除染作業を手伝いま
した。細野大臣はくわを手に取って、屋根の下など、雨水が流れる場所を中心
に、放射線量の変化を確認しながら、砂利や土を取り除いていました。作業を
行った細野大臣は、記者団に対し「非常に多くの人手がかかる作業なので、全
国の多くの人にご協力を頂くことが非常に重要だと改めて感じた」と述べまし
た。そのうえで、ボランティアの安全対策について、「非常に大事であり、こ
ういうやり方でやれば大丈夫だというマニュアルは重要だと思う。今後、分か
りやすいものを示していきたい」と述べ、除染の安全対策についてのマニュア
ルを作る考えを示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111113/t10013929791000.html