このPEN-Fは、うちに来てから何年経つかなぁ? 何をするのか忘れちゃったよ。ボチボチ涼しくなって来たので始めないとね。
東京オリンピック誘致成功なので、私の記念グッズを引っ張り出してみましたよ。切手のストックブックですけど、この間集めていたと思ったら、50年も前のことなんだなぁ。当時は、切手の収集が流行っていて、東京オリンピックの記念切手も沢山発行されました。思いがけず、随分の量がストックされていました。
これは表紙つきの記念シート。当時は、学校で斡旋して買えたと思います。大事に持っていれば、将来は値が上がるかと思いましたが、大量に発行されていて、切手の収集ブームも無いので、値は付きませんね。
何冊かのストックブックを見ると、良くまぁ、お小遣いも無いのに集めたものだなぁと思います。当時の時代がそのままタイムカプセルになっているみたいです。東海道新幹線開通記念。僕らは「夢の超特急」の方が一般的でした。皇太子殿下御成婚記念や国体の記念切手、趣味週間も集めていたね。写楽は当時でも高かった記憶ですけど、今の相場は当時と変わらないようです。何故か、インドネシアのスカルノ大統領の切手や琉球切手もあって、切手くじのスカだったのかなぁ?
関東地方は、一瞬秋らしくなったのですが、台風の影響か気温が上がって蒸し暑い一日でした。こんな日に塗装をするのは堪えます。で、シンナーの揮発が早過ぎて艶が引けてしまいましたね。まぁ、使い込んで光らせてくださいな。
引き続き第18回東京オリンピック・ネタ。開会式のクライマックス。自衛隊の86Fセイバーのブルーインパルスによって青空に描かれた五輪の輪を見上げている観衆。手前の女性が構えるカメラは何でしょうか? ちゃんと写ったのでしょうかね? 大観衆の中にはPENを持った方も多くいたでしょうね。
女子バレーボールで見事優勝を果した日紡貝塚の選手に胴上げされる大松監督。左端のブルーの役員用ブレザーを着た男性が構えようとしているカメラは小さくてハーフカメラの可能性もありますね。前月の9月にPEN-D2が発売されていますので、新調したのかも知れません。
「花文字を黄色で」とのご希望です。黄色かぁ・・エアラコブラのような感じですかね。本当に黄色で入れると合わないので、ちょっと赤が強めの日本機の味方識別に近い色で入れておきます。本来の色は画像の色より、若干濃い目の色です。イメージが違えば、ご自分で入れ直してください。
トップカバーの加工は、色入れのほか、ターミナルの取り付け、駒数窓の接着をしておきます。メッキ仕様の部品を塗装に変更すると、勘合する部品とのクリアランスが小さくなって、きれいに収まらなくなります。そこで、駒数窓の凸部分の寸法を小さく修正をしてはめ込んであります。同じことが巻上げダイヤルについても発生します。ダイヤル本体とレバーの勘合がきつくなって嵌りません。そこで、予め塗装皮膜の増大分を見込んで、レバーの幅を小さめに仕上げておきます。リペイントは簡単に塗っているのだろうとお考えになる方もいらっしゃると思いますが、細かな計算と修正を繰り返して、皆さんには、なんの問題もない作業と見えるようにしているのです。
同時に、全体のオーバーホールをしておきますが、前板から、ポロッとバネが落ちて来ました。あ~、これが脱落していると、いくら正確にピントを合わせてもピンが甘い写真になったでしょうね。バネの左端が曲がっていますが、これは結構ある不具合ですね。
シャッターユニットには特に問題はありません。プリズムに少し腐食が出ています。
メカの組立完成。全反射ミラーは再使用しています。塗装をしたシャッターダイヤルノブをイモネジで取り付けておきます。
並べてみたら、四式重爆の飛龍の茶褐色と同じ色ですね。陸軍機の大戦末期に使われた色らしいです。隼三型や疾風にも同じ塗色があります。調子は安定していて大変良いと思います。#2750XX 1966,年-3月製。