ここのところローライ35を研究しているので関連記事が多いです。この個体はMADE IN GERMANYですから初期型に類する個体のようですが、露出計が不動です。観察してみると、電池室の液漏れが原因で、それを過去に直そうとして分解されています。電池室の樹脂も侵されていて変色しているのと接着剤のようなものが塗られています。
電池の接点は完全に腐食しています。この後、再使用をしようとしたのですが・・Cdsは回路が分断されていました。
内部を研磨して荒れを整えてから塗装をしています。樹脂ですから焼付は出来ません。
一度はオリジナルの接点を研磨をしてニッケルメッキをしてみたのですが、やはり腐食が進んでいて折れてしまいました。よって、リン青銅板から切り出して複製を作っています。
右がオリジナルのCdsで左は現在入手可能な汎用品。小さいですけど低輝度の感度は汎用品の方が良いです。まぁ、オリジナルが劣化をしているのでしょうね。
メーターはメンテナンスで復活しています。回路を繋げて通電してみると・・動きますね。
その他、メーター窓の透明板が欠落していましたので作って接着してあります。本来は帯電防止の材質を使うべきですが(-_-;) ダスト用モルトはオリジナルのグレー色はないので黒で代用。
接点の導通は全く問題がありません。本体に取付けて感度調整をして完成です。
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