今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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東京光学 PRIMO-JRの巻

2024年12月21日 17時00分00秒 | ブログ

年内に何台手掛けることが出来るかの時期になって来ました。簡単に作業経過だけUPしておきます。稀に入って来る4X4のプリモジュニアです。50年代のカメラにしては内部はきれいですがスクリーンに点々と腐食があります。

この頃のシボ革は剥離するとバリバリに割れるので過去の分解で別生地で補修してあります。これを剥がしたら、まだバリバリになって再使用不可となりました。

 

上部のネジ部も同様で欠損を補修してあります。

 

 

さすがに古いので繰り出し部のグリスが抜けていますので交換しておきます。

 

シャッターは粘って不動です。セイコーのMXLですからメンテナンスで良くなります。

 

裏からリングナットを開けようとした形跡がありましたが、あらら、緩んでグラグラです。

 

アキアサヒさんから交換用のシボ革が発売されているようですが、部分的な補修なので作りました。

 

裏蓋の4脚(画像左)が陥没しています。

 

 

修正をしました。

 

 

ベビーローライも実現していないレバー巻上げは立派。フードにシボ革が無いデザインです。テッサータイプのトプコールレンズは素晴しい写りのようですね。

 

プリモジュニアの作りも悪くはないのですが、本家ベビーローライと比較するとね。シンクロコンパーは不動なのでメンテナンスをします。

 

組立にコツ入りますがこの辺りの作りも一味違いますね。

 

 

ファインダーを清掃して組みます。

 

 

これで終了です。次はPEN-Fです。

 

 

トミーのリペイント

 



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