年内に何台手掛けることが出来るかの時期になって来ました。簡単に作業経過だけUPしておきます。稀に入って来る4X4のプリモジュニアです。50年代のカメラにしては内部はきれいですがスクリーンに点々と腐食があります。
この頃のシボ革は剥離するとバリバリに割れるので過去の分解で別生地で補修してあります。これを剥がしたら、まだバリバリになって再使用不可となりました。
さすがに古いので繰り出し部のグリスが抜けていますので交換しておきます。
シャッターは粘って不動です。セイコーのMXLですからメンテナンスで良くなります。
裏からリングナットを開けようとした形跡がありましたが、あらら、緩んでグラグラです。
アキアサヒさんから交換用のシボ革が発売されているようですが、部分的な補修なので作りました。
ベビーローライも実現していないレバー巻上げは立派。フードにシボ革が無いデザインです。テッサータイプのトプコールレンズは素晴しい写りのようですね。
プリモジュニアの作りも悪くはないのですが、本家ベビーローライと比較するとね。シンクロコンパーは不動なのでメンテナンスをします。