言うが早いか、ラジカセのスイッチを入れた。
南米独特の軽快なリズムに乗せて、哀愁を感じさせるメロディーが流れ始めた。
フロアの中央に立つと、妖艶さを漂わせながら身体を動かした。
ヒップを左右に激しく揺らしながら軽快に回転する様は、彼の背筋に悪寒を催させるものだった。 . . . 本文を読む
間が早いので、日御碕(ひのみさき)まで足を伸ばすことにしました。バス時刻を調べるのですが、どうにもうまくありません。
ありがたいことに案内人のおじさんがみえます。
今は若いお嬢さんのお相手をしてみえます。
「へへへ、鼻の下が伸びてません?」
とはね、言いませんでしたよ。
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