長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~ (十一) ほったらかしでごめんね。 2015-04-04 09:12:08 | 小説 意外な彼の断りだったが、父親には頼もしく感じられた。 「そうだな。それじゃ、試験休みに入ってからにするかな」 部屋を出ようとした父親に対し、由香里が甘えた声で訴えた。 「お父さあん。息抜きに、先生とお出かけしたい。いいでしょ、ねえ」 . . . 本文を読む