[舟のない港] (六十四) 2016-06-28 12:58:03 | 小説 ミドリとの出会いから一年が経ち、ささやかなお祝いの食事をすることになった。 「今夜は、早く帰る」と、告げてアパートを出た男だったが、チラシ印刷のミスが発生し、その事後処理で遅くなってしまった。 . . . 本文を読む