8日(金).わが家に来てから211日目を迎え,おとなしそうな顔をして風船を狙っているモコタロです
風船 また噛みたいなぁ あの感触がたまんないんだよな
閑話休題
トッパンホールクラブのレギュラー会員会費3,000円を振り込みました.これはもともとルノー・カプソン+ユジャ・ワンのコンサート・チケットを会員優先販売で確保するため会員になったもので,今回が2年目になります 狙いは10月1日~4日のハーゲン・クァルテットのモーツアルト「後期弦楽四重奏曲+クラリネット五重奏曲ツィクルス」のチケット確保です 2年前の「ベートーヴェン弦楽四重奏曲ツィクルス」は会員先行発売で完売になっていたため涙を呑んで諦めたのです.会員になっていれば席の良しあしはともかくチケットは入手できるでしょう
も一度,閑話休題
近藤史恵著「ヴァン・ショーをあなたに」(創元推理文庫)を読み終わりました これは先日このブログでご紹介した「タルト・タタンの夢」の第2弾とでも言うべき作品です 下町の小さなフレンチ・レストラン「ビストロ・パ・マル」を舞台に料理にまつわるちょっとした事件を変人シェフの三舟が解決していきます
収録作品は次の通りです
「錆びないスキレット」・・・田上家のスキレットはなぜすぐ錆びるのか?猫がカギを握るって?
「憂さ晴らしのビストゥ」・・・・ベジタリアンに提供するフレンチに関するシェフの矜持の話です
「ブーランジェリーのメロンパン」...女性パン職人はなぜ開店直前に失踪したのか?という話
「マドモワゼル・ブイヤベースにご用心」・・・・来店するたびに同じブイヤベースばかり注文する女性の正体は?
ここまではお店側からの視点で書かれていますが,「氷姫」と「天空の泉」の2作品は客の物語になっています
そして最後の作品は,この本のタイトルにもなっている「ヴァン・ショーをあなたに」です ヴァン・ショーというのはシェフお手製のホットワインですが,若き日の三舟シェフがいかにして独特のヴァン・ショーの味を手に入れたのか,その秘密も明かされています
それにつけても,近藤史恵という人は,相当”フレンチ通”ですね フランス料理はもちろん,ワインから食材に関する知識まで半端ではありません.こういう本を読むと,たまにはフレンチでも食べてみようかと思わされます ただ,前にも書いたように,フランス料理はバターをふんだんに使用するので,ワタシ的に本音を言えば健康上は控えた方が良いのです