人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

日経「今年の収穫 音楽」~ ファビオ・ルイージ ✕ N響、脇園彩の「チェネレントラ」、反田恭平 VS 小林愛実ほか

2021年12月29日 07時22分08秒 | 日記

29日(水)。わが家に来てから今日で2545日目を迎え、岸田首相は2022年1月4日に就任3か月を迎えるが、新聞各社の世論調査で内閣支持率が軒並み上昇している  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     菅前政権の「後手」を教訓に生かした早めの対応は良いけど 朝令暮改の連発は困る

 

         

 

昨日の夕食は、大学時代の友人S君が送ってくれた「鯵を塩焼き」にして、「生野菜とアボカドのサラダ」「舞茸の味噌汁」を作り、「鮪と鰤の刺身」といっしょにいただきました 鯵は肉厚でとても美味しかったです

 

     

 

         

 

27日付日経夕刊 文化欄に「今年の収穫~音楽」が掲載されていました クラシック関連については3人の音楽評論家が「クラシック」「オペラ」「クラシック(関西)」について、それぞれ今年のベスト3公演を掲げています

「クラシック」については江藤光紀氏が、①ファビオ・ルイージ指揮NHK交響楽団(11月、東京芸術劇場)、②クリスチャン・ツィメルマン  ピアノリサイタル(12月、サントリーホール)、③VSシリーズ1「 反田恭平 ✕ 小林愛実」の3公演を挙げています ①では、「来期より首席になるルイージは、独墺系の様式感と南欧のパッションを併せ持った、今のN響にとって理想的な指揮者」と評価しています ②では、「美音、サウンドのコントロール力、プログラミングの妙と語り口の多彩さなど、あらゆる点で高水準」と書いています ③では、「2つの個性が寄り添いながら、ニュアンスにあふれる表現を紡いでいった 若い聴衆も多く、未来の可能性を感じた」と評しています

「オペラ」については山崎浩太郎氏が、①「チェネレントラ」(10月、新国立劇場)、②東京・春・音楽祭「マクベス」(4月、東京文化会館)、③「オンリー・ザ・サウンド・リメインズ」(6月、東京文化会館)の3公演を挙げています ①では、「主役の脇園彩が素晴らしく、花も実もある新たなスター歌手という印象を決定づけた」と評価しています。②では、「今年80歳のムーティの情熱が若い歌手と演奏者の可能性を引き出し、ヴェルディの音楽とドラマの圧倒的な力を満喫させた」としています。③では、「サーリアホ作曲のこの作品で、謡曲の英訳を台本に、普遍的神話としての世界性を、幻想的な音楽がもたらした」と評しています

「クラシック(関西)」については藤野和夫氏が、①飯守泰次郎指揮関西フィル(1月、ザ・シンフォニーホール)、②ムーティ指揮ウィーン・フィル(11月、フェスティバルホール)、③鈴木秀美指揮神戸市室内管弦楽団・混声合唱団「メサイア」(12月、神戸文化ホール)の3公演を挙げています ①では、「創設50周年記念ワーグナー特別演奏会だが、楽劇の一切を熟知した飯守にしかできない神業 『指環』の本質が細部に宿り、諸断片が結晶として全体を映し出す」と評しています。②では、「シューベルトの『グレート』第2楽章の白昼夢を通して愛と死を凝視するムーティ。終楽章では、アポロ的造形美を背後から襲うディオニュソス的な根源の威力に圧倒された」としています。③では、春に音楽監督に迎え、神戸が培ってきた両演奏団体の潜在力が瞬く間に世界水準に達した 古楽奏法の絶妙なアクセントとリズム感が躍動感に満ちた鮮烈な喜びを放射する」と評価しています

上記のうち「クラシック」のファビオ・ルイージ指揮NHK交響楽団については、残念ながら他のコンサートとダブっていて聴けませんでしたが、以前聴いたワーグナー「ワルキューレ」冒頭の集中力に満ちた気迫あふれる音楽を今でも忘れられません 「オペラ」のうち「チェネレントラ」(ロッシーニ)については、オペラパレスで初日公演を観ましたが、メゾ・ソプラノ脇園彩の歌唱力と演技力が光る公演でした 脇園彩が新国立劇場で初めて歌ったのはモーツアルト「ドン・ジョバンニ」ドンナ・エルヴィーラでしたが、その時から注目していた歌手です ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」ロジーナも適役でした

今年はクラシック・コンサートをオペラを含め130回聴きました 31日のブログで今年のマイベスト3をアップする予定ですが、現在どれにしようか迷っているところです

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