28日(火)。わが家に来てから今日で2544日目を迎え、26日の新華社電によると、中国の習近平国家主席はこのほど開いた共産党政治局常務委員会の会議で、農業政策を巡り「いかなる時も食べ物は自分たちの手中になければならない」と食料確保の重要性を強調した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
漁業政策では 領海侵犯してでも獲物は自分たちの手中にしなければならないってか
昨日の夕食は、「焼きあごだし鍋つゆの素」を使った寄せ鍋にしました 材料は鶏肉、牡蠣、人参、葱、白菜、シメジ、モヤシ、豆腐です。寒い夜はどうしても鍋料理が食べたくなります
Netfrixオリジナル・ドキュメンタリー「ロバート・ライシュ:資本主義の救済」(2017年製作・アメリカ映画:73分)を観ました
本作は、米クリントン政権下で労働長官として働いていたロバート・ライシュが、現代の資本主義における巨大資本による政治への過剰な介入について警鐘を鳴らすという内容です
この映画でデータとして明らかにされているのは、市民による選挙での投票よりも、大企業による政治献金の方が政治家を動かす影響力は圧倒的に強く、企業に有利な法案が次々と可決され続けているということ。それによって大企業はますます富を蓄積し栄える一方、圧倒的多数の市民は置いてきぼりになっているということです さらに、現代のアメリカの政治構造は、民主党対共和党という対立関係ではなく、既得権益者とその反対勢力との対立関係になっており、両者の間に経済格差が広がっているということです
印象的なシーンがあります いくつかの企業を経営する女性経営者がロバート・ライシュに「私は貧しい家庭に生まれたが、一生懸命働いて現在の富と地位を築き上げ、きちんと税金を納めて国に貢献してきた。ただアメリカン・ドリームを実現して成功しただけなのに、どうして批判されなければならないのか
」と食って掛かるシーンです。これに彼は反論していません
しかし、彼の素晴らしいところは、主義主張の異なる人の意見にも耳を傾け真摯に向き合うところです
一昔前は「アメリカン・ドリーム」を目指して頑張ればそれなりに成功したかもしれないが、一握りの支配層に富が集中するようになった強欲資本主義の世界ではそれが叶わなくなってしまった、平等にチャンスが与えられるように「ルール」を守り、ロビィストやダークマネー(政治献金)の影響力を排除する必要がある、それをコントロールするのが政府の役割であるというのが、ロバート・ライシュの主張だと思います 本作は、2016年の米大統領選挙で民主党候補のヒラリー・クリントンが共和党候補のトランプに負けたのは、ビジネスマンのトランプが「クリントンは大企業から莫大な献金を受けている。彼らの影響を排除できない
」と非難したことが大きな要因になっていたことも指摘しています
元大統領のトランプも、現役のバイデン大統領も、次回の米大統領選挙に立候補する意欲満々ですが、どこまでロビィストや政治献金の影響力から逃れられるのか、国民本位の自由に基づく民主主義が実現できるのかが問われています