19日(金)。わが家に来てから今日で2332日目を迎え、米司法省は17日、米国内外の企業や銀行へのサイバー攻撃で13億ドル(約1400億円)を不正に取得した疑いで、北朝鮮の情報機関に所属する20〜20歳代の3人のハッカーを起訴したと発表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
北朝鮮では 金正恩王国の利益になるなら 外国の金を盗むことも正しい行為らしい
昨日、夕食に「豚の生姜焼き」を作りました 肉に薄力粉をまぶしてから焼いたので柔らかい食感になりました。生姜焼きにはビールです
昨日午前10時半からすみだトリフォニーホールで新日本フィル”ルビー・シリーズ”の公開リハーサルを聴きました 本日と明日の本番では①ショパン「ピアノ協奏曲第1番」(ピアノ:牛田智大)、②チャイコフスキー「交響曲第5番」が演奏されますが、昨日はチャイコフスキー「交響曲第5番 ホ短調 作品64」のリハーサルが公開されました
いつもはホール入口でパトロネージュ部の登原さんから手首で検温をしてもらってから入場するのですが、昨日は入場者が異常に多く、サーモグラフィーのカメラが入場者の体温を自動的に感知するシステムが導入されていました 多忙な登原さんとは手を振ってあいさつすることしかできませんでした 手首での検温復活を望みます
その時 思い出したのは、先日トリフォニーホール・チケットメンバー宛に届いた「50人を公開リハーサルに招待する」というメールでした 今回の招待は 維持会員になれば年間数回の公開リハーサルが聴けることをアピールする狙いがあるようです 公開リハーサルを見学できるだけでも維持会員になる価値があります どういうプロセスを経て指揮者とオーケストラが本番に臨むのかが良く分かるので、いつも楽しみにしています 皆さん、新日本フィルの維持会員になりましょう
リハーサルに先立ち、新日本フィルの林専務理事から来場者へのあいさつと、2月1日付でフルートの野津雄太氏が試用期間を終えて正団員(首席)となった旨の報告がありました 次いで、野津氏から聴衆に向け、次いで楽団員に向け、気持ちを新たに頑張りたいという挨拶がありました その後 事務局から、リハーサルは4,1,3,2楽章の順番に行う旨の報告があり、指揮者の大友直人氏を迎えました
リハーサルというと、多くの指揮者はTシャツにジーンズといったラフな格好で臨みますが、大友氏は上下黒の本番さながらの衣装で登場します。この人はそういう性格の人なのでしょう
さて、チャイコフスキー「交響曲第5番 ホ短調 作品64」はピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840‐1893)が1888年に作曲、同年サンクトペテルブルクで初演されました 第1楽章「アンダンテ ~ アレグロ・コン・アニマ」、第2楽章「アンダンテ・カンタービレ、コン・アルクーナ・リツェンツァ」、第3楽章「ワルツ:アレグロ・モデラート」、第4楽章「フィナーレ:アンダンテ・マエストーソ ~ アレグロ・ヴィヴァーチェ」の4楽章から成ります
第4楽章からリハーサルが開始されます 大友氏は演奏を途中で止め、弦楽器に指示を与え、また演奏を再開します 演奏 ⇒ 止めて指示 ⇒ 演奏という繰り返しで、第4楽章だけで35分を費やしました。かなり細かい指示を出していました
次いで第1楽章のリハーサルに移ります この楽章も同様で、演奏を途中で止め、指示を与え、演奏を再開するといったパターンを取りました 15分経ったところで休憩に入りました
約15分間の休憩後にリハーサルが再開されましたが、驚いたのは、第1楽章のリハーサルが続いたことです 私はてっきり第1楽章は休憩前に終わっていて、第3楽章に入ると思っていたのです 結局、大友氏は第1楽章に合計39分の時間をかけました
次いで第3楽章のリハーサルに入りましたが、この楽章は最初に通して演奏させ、その後、チェロを中心とする低弦に指示を与え、演奏を再開し別のセクションに指示を与える形を取りました この楽章には23分かけました
最後に第2楽章にリハーサルに入りましたが、この楽章も通して演奏させ、その後、冒頭からやり直しをして指示を与えました この楽章には15分かけました この曲の終了は12時45分を回っていました
これまで、新日本フィルに限らず、いろいろな指揮者・オーケストラのリハーサルを見学してきましたが、多くの指揮者は最初は通して演奏させ、後で主要な箇所をやり直ししてアンサンブルを磨き上げていく手法を取っていましたが、大友氏はむしろ最初から、途中で止めてその場で改善点を指摘する手法を取っていると思いました リハーサルのやり方は指揮者によって異なることが何回か聴いていると分かります
今日のレクチャーと本番が楽しみです