映画 テルマ&ルイーザ

2024年03月08日 19時22分50秒 | 社会・文化・政治・経済

3月5日午後2時45分からCSテレビのザ・シネマで観た。

これで観たのは2度目であるが、人生はボタンの掛け違いのように、

転げ落ちていくのであると、認識させられた。

テルマ&ルイーズ』(Thelma and Louise)は、1991年に公開された映画。監督はリドリー・スコット、脚本はカーリー・クーリ、主演はスーザン・サランドンジーナ・デイヴィス

第64回アカデミー賞において6部門にノミネートされ、脚本賞を受賞し、2016年にはアメリカ国立フィルム登録簿に追加された。

しばしば「90年代の女性版アメリカン・ニューシネマ」と評されており[2][3]、また、ブラッド・ピットの出世作としても知られる。

撮影のおよそ半分はユタ州モアブ市で、また映画の終盤で主役の2人が旅をするシーンはデッドホース・ポイント州立公園で敢行されている。

アメリカの連続殺人犯アイリーン・ウォーノス元死刑囚とその恋人ティリア・ムーアの物語がモデルとされるが、これは日本の映画会社が公開時に流したデマ情報

本作とウォーノスらの犯罪で共通しているのは「女性2人組」が「共謀(実際は主従関係)して殺人を犯す」という点だけである。

そもそもアイリーンが逮捕され、犯罪を告白したのが1991年1月。映画の撮影はその前年に行われている

主な登場人物がアーカンソー州出身という設定のため、アメリカ南部独特の方言や俗語が頻繁に使用されている。

ゆえに、会話のジョークはアメリカ人以外には理解しがたいものも多い。本作の日本語への翻訳は、字幕は戸田奈津子、吹替は丸山垂穂がそれぞれ担当している。

Thelma & Louise (1991)
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テルマ&ルイーズ 4Kレストア版 - 解説・レビュー・評価 | 映画ポップコーン

映画「テルマ&ルイーズ」のあらすじ、感想、ネタバレ、結末-Elinの映画ノート

ストーリー

アーカンソー州ウエイトレスとして働く中年の独身女性ルイーズは、親友で専業主婦のテルマと週末のドライブ旅行に出発する。

途中のバーでテルマは泥酔し、店の客に駐車場でレイプされかける。

助けに入ったルイーズは、テルマが護身用に持って来た銃で男を撃ち殺す。ルイーズには、レイプされ傷ついた過去があった。

テルマとルイーズはその場から車で逃走する。

メキシコへの逃亡を計画し、ルイーズは恋人のジミーと連絡を取って逃走資金を借りる。警察は目撃情報からルイーズたちの身元を割り出し、州を越えて逃げる二人を追うために、FBIに協力を依頼する。

逃走中にもかかわらず、テルマはハンサムなヒッチハイカーのJ.D.に一目惚れし、車に乗せる。

J.D.は、強盗で仮釈放中だとテルマに打ち明けて一夜をともにし、逃走資金を盗んで姿を消す。テルマは責任を感じ、J.D.の真似をして店に強盗に入り、金を作る。

逃走を続けるうちに、テルマとルイーズは人が変わったように大胆になっていく。スピード違反でパトカーに停められれば逆に警官の銃を奪い、タンクローリーのドライバーに卑猥に挑発されると、ガソリンが詰まったタンクを撃って爆発炎上させる。

テルマとルイーズはグランド・キャニオンまで逃げて、パトカーに包囲される。覚悟を決めたふたりは手を握り合い、絶壁から車ごと死の大ジャンプを決行する。

キャスト

スタッフ

評価

レビュー・アグリゲーターRotten Tomatoesでは75件のレビューで支持率は85%、平均点は8.00/10となった[5]Metacriticでは12件のレビューを基に加重平均値が88/100となった[6]

受賞/ノミネート

  • 第64回アカデミー賞
    • 受賞: 脚本賞
    • ノミネート: 監督賞/主演女優賞(サランドン/デイヴィス共に)/撮影賞/編集賞
  • 第49回ゴールデングローブ賞
    • 受賞: 脚本賞
    • ノミネート: 作品賞(ドラマ部門)/主演女優賞(サランドン/デイヴィス共に)
  • 第45回英国アカデミー賞
    • ノミネート: 作品賞/監督賞/主演女優賞(サランドン/デイヴィス共に)/オリジナル脚本賞/作曲賞/撮影賞
  • 第1回MTVムービー・アワード
    • ノミネート: 女優賞(サランドン単独)/コンビ賞(サランドン/デイヴィスのコンビに対し)

エピソード

  • スーザン・サランドンが演じたルイーズの役は当初、女優シェールに出演が依頼されていたが断られた。
  • ブラッド・ピットは1度オーディションを落ちているが、J.D.役を演じるはずだったウィリアム・ボールドウィンが『バックドラフト』に出演することになり降板したため、急遽出演することになった[7]。また、ブラッド・ピットが演じたJ.D.の配役を選考するオーディションには、当時無名であったジョージ・クルーニーが5度参加した。結果的に役はピットが演じることとなったが、後に2人は映画『オーシャンズ11』で共演。以降プライベートにおいても深く交流する間柄となった。
  • ダリル役は当初はデニス・クエイドが演じることになっていた。
  • ブラッド・ピットは当時下積み生活を送っており、経済的に貧しかったがこの映画で注目され次々仕事が入ったため、生活費の心配がなくなったという。彼の当時の出演料は推定6000ドルとされている[7]
  • スーザン・サランドンは、ジーナ・デイヴィスとのキスシーンについて 「あれは性的なものではなく、絆を確かめ合うようなもの」 だったと、ドキュメンタリー映画 『セルロイド・クローゼット』 の中で語っている。
  • ロックスター社が発売した『グランド・セフト・オートV』の作中には、本作のラストシーンのオマージュと思われるイベントが存在する。
  • 日本国内ではDVD化以降、版権が度々変更されている。最初のDVDは2001年に20世紀フォックスエンターテイメントジャパンからリリースされたが、2002年の再発売ではMGMに権利が移行した。その後、2004年・2007年・2008年・2009年と2011年発売のブルーレイでは20世紀フォックス、2003年・2005年・2007年のDVD再発売ではMGMが権利を持ち、このほか、2006年にソニー・ピクチャーズ エンタテインメントからDVD、2014年発売のDVDと2017年発売のブルーレイはウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンからソフトが発売されている。

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