道を歩いていたら、聞き覚えのある歌手の声が聞こえてきた。
だが、演奏を終えた後に、その歌手は脚早にその場を去る。
そして、10数分後には、眼鏡をかけて、帽子を目深にかぶり、再登場する。
名乗った名前は、本人ではなく全くの別人である。
つまり、素人を装っての路上ライブになるのだ。
その映像をカメラに収めていたら、「あなたは、カメラで映像を撮っていましたね。テレビ局ですが、映像は消してください」と声をかけてきたのは若い女性だった。
実に、魅力的な私好みの容貌であり「ハイ、わかりました」と言って私は、その場から気まずい思いで立ち去るのだ。
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