レイキャビクのダウンタウン、国会議事堂とカセドラル(どちらも超ミニサイズ)に面したオイストゥルヴァトゥル広場には、毎年必ずもみの木のクリスマスツリーが据えられます。アドベントの第一日曜日にレイキャビク市長が点灯をするセレモニーがあり、子供連れの家族等が集います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/3c/08845f176970ed98e615666801b3ada9.jpg)
これはここ六十年余りの習慣で、ノルウェーのオスロ市民からのプレゼントなのです。ノルウェーの人たち、優しいですね。どういう経緯で始まったのかまでは調べなかったのですが、おそらく森の豊かなノルウェーの人たちが、高い木の育たないアイスランドの自然を見て心遣いしてくれたのではないでしょうか?
*デンマーク人の定番ジョーク。「アイスランドの森で迷子になったらどうする?」「立ち上がる」(笑)
日本でもある場所(教会、学校とか大きなオフィス?)ではクリスマスツリーに生のもみの木を使うところもあるでしょう。何度か見た記憶があります。アイスランドでは–恐らく北欧全般でもそうだと思いますが-一般家庭でもツリーは本物の木を使うことが行き渡っています。
実は少し統計を捜したんですが見つかりませんでした。小さなアパートの住民とかはそうでもないと思いますが、一軒家にお住まいの方々は相当な確率で生ツリーを飾るのではないかと推測します。
アドベント時期になると町のあちこちにツリー売り場のテントが出没します。常時二十本くらいは展示してあるので、大きさや形の良さを吟味して買います。値段は1メートルの手頃なサイズで約10.000クローナ(7.000円弱)で、大きくなるにつれて値段も上がります。
買うとテントの脇にある機械で枝を折らないで、かつ運びやすいようにプラスチック性のネットでくるんでくれます。あの、日本のデパートの入り口に、雨天時に出て来る「雨傘用ビニールパック」と同じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/c3/de5cef8d06585a753b27bb2b7ecf1b51.jpg)
こうして持ち帰った生ツリーは、もちろん木でしかありませんから、それを居間とかにちゃんと据えるためのパーツを別に売っています。円形の足場で、中に水を入れられるようなバケツ的なものもついているようです。で、その円形の足場には三カ所くらい中に向かってネジが絞り込めるようになっていて、その真ん中に生ツリーの基を固定するわけです。ちょっと嗜虐趣味?
ツリーが落ち着いてから、灯りやその他の飾り付け。これはもうそれぞれの家庭の流儀があるでしょう。同じなのはいただいたクリスマスプレゼントは、イブになるまでツリーの足下に並べて置くということです。大体の家ではイブの夕食が終わってから、プレゼントを開け始めますが、小さな子供は待ちきれない。ひとつふたつは、開けていいというのが普通のようです。
この生ツリーの皆さん、1月6日の顕現日が終わると用済みになります。7日の朝には通りに丸裸にされたツリーが、時々は縛られて転がされています。市の回収車が来るのですが、なんか哀れと言うか、ツリーの一生って何なの?みたいな。いなきゃ困るんだけど、用が済んだらポイ...
残念ながらここで消費されるツリーが何本で、国産なのか輸入ものなのか等、調べるのが追いつきませんでした。悪しからず。m(_ _)m ただ、これらの木はそのために植林されたものであり、もみの木というのは育つのが早いので、これくらい消費しても自然破壊には影響しないんだそうな。ホントかね?もみの木のお母さんが聞いたら何と言うでしょうか?
そういう私は断固プラスティックツリー派です。高さ六十センチくらい。枝は中身針金ー外ビニールコーティング仕様なので、しまう時には細くなるし、なおかつ電球も他の飾りもつけたまんまで屋根裏の物置に収まってくれます。超お手軽でもう十五年以上ご奉仕いただいています。通りに放り出したりしないからね、まだしばらくは。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/3c/08845f176970ed98e615666801b3ada9.jpg)
レイキャビク・ダウンタウンのオスロ・ツリー
これはここ六十年余りの習慣で、ノルウェーのオスロ市民からのプレゼントなのです。ノルウェーの人たち、優しいですね。どういう経緯で始まったのかまでは調べなかったのですが、おそらく森の豊かなノルウェーの人たちが、高い木の育たないアイスランドの自然を見て心遣いしてくれたのではないでしょうか?
*デンマーク人の定番ジョーク。「アイスランドの森で迷子になったらどうする?」「立ち上がる」(笑)
日本でもある場所(教会、学校とか大きなオフィス?)ではクリスマスツリーに生のもみの木を使うところもあるでしょう。何度か見た記憶があります。アイスランドでは–恐らく北欧全般でもそうだと思いますが-一般家庭でもツリーは本物の木を使うことが行き渡っています。
実は少し統計を捜したんですが見つかりませんでした。小さなアパートの住民とかはそうでもないと思いますが、一軒家にお住まいの方々は相当な確率で生ツリーを飾るのではないかと推測します。
アドベント時期になると町のあちこちにツリー売り場のテントが出没します。常時二十本くらいは展示してあるので、大きさや形の良さを吟味して買います。値段は1メートルの手頃なサイズで約10.000クローナ(7.000円弱)で、大きくなるにつれて値段も上がります。
買うとテントの脇にある機械で枝を折らないで、かつ運びやすいようにプラスチック性のネットでくるんでくれます。あの、日本のデパートの入り口に、雨天時に出て来る「雨傘用ビニールパック」と同じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/c3/de5cef8d06585a753b27bb2b7ecf1b51.jpg)
家の近所のクリスマスツリー販売テント
こうして持ち帰った生ツリーは、もちろん木でしかありませんから、それを居間とかにちゃんと据えるためのパーツを別に売っています。円形の足場で、中に水を入れられるようなバケツ的なものもついているようです。で、その円形の足場には三カ所くらい中に向かってネジが絞り込めるようになっていて、その真ん中に生ツリーの基を固定するわけです。ちょっと嗜虐趣味?
ツリーが落ち着いてから、灯りやその他の飾り付け。これはもうそれぞれの家庭の流儀があるでしょう。同じなのはいただいたクリスマスプレゼントは、イブになるまでツリーの足下に並べて置くということです。大体の家ではイブの夕食が終わってから、プレゼントを開け始めますが、小さな子供は待ちきれない。ひとつふたつは、開けていいというのが普通のようです。
この生ツリーの皆さん、1月6日の顕現日が終わると用済みになります。7日の朝には通りに丸裸にされたツリーが、時々は縛られて転がされています。市の回収車が来るのですが、なんか哀れと言うか、ツリーの一生って何なの?みたいな。いなきゃ困るんだけど、用が済んだらポイ...
残念ながらここで消費されるツリーが何本で、国産なのか輸入ものなのか等、調べるのが追いつきませんでした。悪しからず。m(_ _)m ただ、これらの木はそのために植林されたものであり、もみの木というのは育つのが早いので、これくらい消費しても自然破壊には影響しないんだそうな。ホントかね?もみの木のお母さんが聞いたら何と言うでしょうか?
そういう私は断固プラスティックツリー派です。高さ六十センチくらい。枝は中身針金ー外ビニールコーティング仕様なので、しまう時には細くなるし、なおかつ電球も他の飾りもつけたまんまで屋根裏の物置に収まってくれます。超お手軽でもう十五年以上ご奉仕いただいています。通りに放り出したりしないからね、まだしばらくは。