レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

9月のゲリラ雪 - 羊レスキュー隊

2012-09-14 05:00:00 | 日記
サッポロ北街からレイキャビク西街へ帰ってきました。

札幌最終日は道南を中心にして大雨が降り、運休した列車も多くでたようですが、幸い影響を受けずに抜け出せました。東北地方も大雨だったのに、なぜか関東は10%の取水制限がでるほどの水不足。ひからびた貯水池が同じ日のニュースで紹介されていました。

滞在中は札幌が大体日中27、8度、夜は22、3度と耐えられない暑さではありませんでした。成田も32度くらいだったかな?都内はそれでも33、4度はあるようでしたが。
帰路の経由地のコペンハーゲンは16度ということだったので、まだ夏?の香りですが、アイスランドはケフラビク国際空港の玄関についてみると、小雨が強風で横から吹きつけてくるし、10度もないし。やっぱ、こうだよな、という感じ。

空港からの車中で現地のおばさん(失礼、もとの奥さん。迎えに来てくれた)の話しでは北部地方では突然の寒波が訪れ3メートルの積雪があったとか。私の不在はたったの一週間あまりだったんですけど、その間に秋を飛び越えて冬になったようです。

ところがこの時期はまだ羊の放牧時が終わっておらず、羊たちは大人も子供もみんな野原にいたわけです。それで何百匹もの羊が大雪の中に消えてしまい地方をあげて捜索活動が行われているとのこと。これは冗談ではなく、羊の所有者に取っては死活問題です。



写真は9月13日付け visir.is より


朝のニュースで見ましたが、子羊は本当に雪の下に埋もれていてレスキューが手探りで掘り起こし角を持って引っ張りだしていました。羊って寒さに強いのかな?引っ張りだされてひょこひょこ歩き出しました。もう死んじゃっているのかと思いましたが。

世界はひとつといいながらも,世界は様々。洪水も困るし、水不足も困る。暑すぎてはたまらないけど、寒いのもかなわない。これらが全て同じ日に起っているということを看過してはいけない気がします。
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