日本ではきっと 北米と言えば、アメリカのニュースばかりだと思うので
カナダ(オンタリオ州)の状況を少しお伝えします。
今の このストレスも大きい大変な状況が
この先どれくらい長く続くのか
良くなっていくのか、それは
「今日のあなた自身の行動」による。
と、カナダのトルドー首相はおっしゃっています。
その通りだと思います。
こちらのアプリ
Canada COVID-19
からは、
政府公認の
新型コロナ(Covid-19)に関する
日々のニュース
オフィシャルアナウンス
感染状況のデータ
セルフ健康チェック
衛生管理情報
症状が出た際の連絡先
など が確認できます
私が住んでいる地域では、新型コロナの検査は具合の悪い人全員にはしていないと思います。
なので、実際の感染者は発表されている数より多いのかもしれません
感染から回復までのデータを取る上では正確な数は大事ですが
これには理由があるようです
それは
「医療現場を崩壊させない」
「適切な治療ができる環境を維持する」
ため。
医療現場が多くの命を救ってくれているわけですが
そこの人員数と体力、必要な医療機材共に許容範囲を超えてしまったら。。。。
救える命が救えなくなるため、なんとかそうならないように
できる範囲で個人が意識を高め協力し合うことが大事。
そのために、個人でもできること
「STAY HOME」(自宅にいること)を実践し
マイルドな症状の場合も すぐに病院へ行ったり検査をするのではなく
「家からは出ない!家族以外の人達と接触しない!感染の可能性がある人がいる家族も外に出ない」を徹底し
検査は、医療関係者と濃厚接触者、海外からの帰国者を優先。
にし、医療現場の負担をできるだけ少なくできるようにという対策にしているようです
とは言っても、この状況で具合が悪くなれば、心配ですよね。
そんな時はオンタリオ州には
「Telehealth Ontario」という電話相談窓口があります
電話番号:1−866−797−000
です。
新型コロナに限らず
夜間、週末などファミリードクターやクリニックに相談できない時間帯にも
ここが電話相談にのってくれて
今の状況が、救急病院へ行った方が良いのか、家で様子見で良いのかの判断を指示してくれます。
健康保険でカバーされています。なので相談費用もかかりません
もちろん、心臓発作、脳梗塞などあきらかに救急と判断できる時は
迷わず「911」に電話です!!
新型コロナは自分の免疫で、完治する人も多くいるようなので
風邪っぽいかなと思ったら、まずは自宅から出ないように。
他人と接触をしないように。の徹底です。
また、新型コロナウイルスかもしれない。。。と心配がある場合は
Telehealth に電話相談をし、検査の有無なども含め指示に従うようになっています。
なので自宅で様子を見るとなれば 完治するまで家から出ない
買い物は家族、友人、業者に玄関前まで配達してもらう。
実際、ダディ君の職場の方達にも 間接的に濃厚接触者と知らずに接触後、体調不良になった方達がいます
即、オフィスも閉まり、消毒作業、在宅勤務への移行となり
その体調不良になった方達は、2週間、自宅で自主隔離生活を続けました
でも検査は受けていないようなので
新型コロナだったのか、ただの風邪かインフルエンザだったのかは実際はわかりません。
ただ、幸いにも皆さん今は快方へ向かっているようです。
病院へ来る人が増えれば
検査などに人員も検査薬も必要になる
そこで働く人達の労力も さらに必要になる。
外に出れば 必要なマスクの数も増える。
でも数が足りないのが現状
自宅にいれば、個人が外で使用するマスクの数を’減らすことができます!!
家族が元気なら、家の中でも必要ない。
軽症者が自宅で完治すれば、医療現場は重傷者へのケアに集中することができます。
数に限りのあるマスクや検査薬は、目の前で患者と向き合って下さっている
医療関係者、入院患者など本当に必要としている方達へ
まわすことができます。
健康な人達と症状がマイルドな人達が家にとどまることで
ウイルスの感染拡大防止の他に
必要なのに不足している物の
「無駄な消費」も減らせるんです。
今ダディ君の職場も含め、カナダでは国産医療用マスクや
簡易病室が作れるものなど医療現場で使える物を、
色々な企業が日常の業務とは別に
協力しあって作り始めているそうです。
ボランティアでやってる部分もあるようですが
経済が止まって。。。と嘆くばかりでなく
じゃあ、何か今の状況で出来ることはないのだろうか
と、知恵を使っている企業もあるということです。
(もちろん、在宅勤務基本で他人との距離などは守って)
日本の様子を見聞きしていると
今日の誰かの命に関わっている医療現場の意見よりも
経済活動が止まることへの懸念が重視されているようにも感じるし
「人が動くことで、感染が広がる」
という認識が 低い人達もまだ沢山いるように感じてなりません。
芸能人の方達の投稿などを目にしても
なんでこんな時に集まってるの!?
わかってないじゃん。。。と疑問です
「外出の自粛」とは
健康な人も、できる限り自宅待機で
出かけるのは生活に必要最低限の買い物のみ。
という事です。友達と集まってはダメなんです。
一緒の空間にいるのは同居メンバーのみ。
我が家も買い物は週に1−2回、私かダディのどちらかがいく。
という状況です。カナダでは多くのご家庭が、そうしています。
もちろんそれができない、やろうとしない人達が
こちらにもいるのは確かですが。。。。少なくとも、家の近所を見る限りは
みなさん同じような感覚でSTAY HOMEを守っています。
我が家では買い物から帰ってきたら、玄関先で ジャケットを脱いで
除菌スプレーをかけて払い落としてからクローゼットにしまっています。
子供達も、1日に何度か、庭先や、家の前の道路で遊んだり
時々近所を少しだけ散歩したりなどは 他の近所のご家庭でもありますが
いつもみたいに一緒に遊んだりは、一切していません。
天気が良いのにお出かけできない残念な気持ちはあっても
元気な状態で、家の中にいる分には
変わらず食事もできるし、一緒に遊べるし
家族の安否を心配する必要もありません。
でも、必要以上に外に出歩き
どこかから感染してしまい、健康状態が崩れ、家庭で広がってしまったら
これはしんどいし、ストレスになるし、状況によっては大変な事になってしまいます。
日本も、国からの支持を待たず
自粛や規制ができると感じる人が多くいるのであれば
自己判断で、できること
「家にいる/買い物も必要最低限」「他人と会わない」を徹底し
今は医療関係優先で、元気な人達はそのエネルギーを
じっと蓄えておく時期。
それと忘れちゃいけないのが、元気な状態で家にいる分には
自分自身の感染リスクは下がると思うけど
一方で、今も休めずに、命がけで
他人の命を救うために 向き合い働き続けて下さっている
多くの医療関係者がいらっしゃるということ
また、食料や日用品が継続して買えるのは、そこに関わる職種の方達も
日々感染リスクのある中、お仕事を続けて下さっているということ
その方達自身や、そのご家族のこれからの負担を少しでも減らせるのは
今日の自分自身の判断と行動にかかっているのだと思います。
長くなりました
STAY HOME 状態のカナダより