峠おやじの「たわごと」

峠、自転車、キャンピングカー、野菜、園芸、時事ネタなどをぼやいてます。

ツール・ド・フランス

2012年08月19日 | 自転車
今年もツール・ド・フランスのテレビ放送が昨日NHK・BS1であった。



ツール・ド・フランスは毎年7月に行われ、来年100回を迎える。フランス1周という意味で、同じようなレース、ジロ・デ・イタリアやブエルタ・ア・エスパーニャ(3大ツール・グランツールと言われている)の中でも最高難度のレースで、世界最大の自転車レースである。



この地図でもわかるようにフランスを1周し、平地ステージとアルプスやピレネーの山岳ステージが組み合わせてあるため、フランスの世界遺産や農村風景そしてアルプスやピレネーの山々をも見られる観光的にも優れたレースなのである。

自転車のレースは競輪でもわかるように平地を走っている限り大差は付きにくく、ゴール前スプリントの勝負になる。そのため期間中に2回ほど平地で個人タイムトライアルを行う。これで本当に強い選手がタイムを稼ぐことになる。写真のように空気抵抗を減らす流線型のヘルメット、自転車も空気抵抗を少なくするディスクホイール(後輪)やトライアスロンでも使う肘置きのあるハンドルなど独特の機材が使われる。




そしてもうひとつ大差が付くステージが山岳である。空気抵抗はあっても登りは物理的にスピードが落ちるため、ヒルクライムでライバルを蹴落とすためにアタック(スパート)をかけるのである。そんな登り坂には多くのロードレースファンが沿道に出て観戦している。ヨーロッパのロードレース。とくに山岳ステージでは写真のようにファンが選手に触れられるくらい近くに出て応援する。極端な場合ボトルや食料を渡したり、後押ししたりもする。



そんな観客は物見遊山とかお祭りバカンス気分なのであろう。沿道にはキャンピングカーが多く停められており、まさにヨーロピアンな光景である。それに周りにこんな景色が広がっていたら、開放的にもなるわなあ。



日本だったら、さしずめ乗鞍だろう。長野県と岐阜県側で毎年ヒルクライムレースがあるけど、あれを延々とやっているようなもの。私も乗鞍マウンテンサイクリングには1度出たし、乗鞍じたい自転車で7・8回登っている

最近は日本人選手も1人か2人はたいてい出場している。今年は新城幸也選手が出ていた。



山岳ステージが終わり、最後の個人タイムトライアルが済むと、優勝者(マイヨジョーヌ)が決まる。最終日はパリへの凱旋レースである。和気藹々と話しながら、ゆっくりパリへ入る。そして凱旋門付近の周回コースに入り、最後はゴールスプリント勝負。



そして表彰式である。総合タイム優勝者(マイヨジョーヌ・黄色)を始め、マイヨ・ヴェール(ポイント賞・緑色)やマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ(山岳賞・赤の水玉)、マイヨ・ブラン(新人賞・白色)などが送られる。



自転車のロードレースは時間がかかる割に動きが少ないので、ダイジェスト番組を見るに限るのだが、ツール・ド・フランスとかスイスは山岳ステージがあるので面白い。景色や映像もきれいだしね。

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コメント (4)
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