峠おやじの「たわごと」

峠、自転車、キャンピングカー、野菜、園芸、時事ネタなどをぼやいてます。

舞妓さんとは?

2013年11月18日 | 旅行
京都女子大での事前勉強会、もちろん舞妓さんについてです。

舞妓さんはウイキにもあるように京都の祇園を中心とした花街で、唄や踊り、三味線などの芸で宴席に興を添えることを仕事とする女性で、芸妓の見習い修行段階の者をいいます。その修行のプロセスが下の図になります。勉強会でのレジメをコピーさせてもらいました。舞妓さんのうちは置屋に住み込みで修行をします。

芸舞妓さんのキャリアパス

20歳前後で衿替えをして芸妓さんになるのは舞妓としての初々しさが無くなることや芸事や職業意識がプロレベルに達するかららしいです。江戸時代頃は10歳の小さな子供の頃から始めたそうです。しかし現在は児童福祉法や労働基準法などの制約で中学卒業以上でないとなれなくなっています。中卒なんて最近は殆どいません。そのため最近では舞妓さんのなり手が少なく、京都の花街で舞妓さんは現在50名ほどしかいないそうです。

また年季奉公=見習い修行中なので労働者とみなされず18歳未満でもお座敷に同席することが可能になるのだそうです。またそれゆえ給料はなく、お小遣いをもらっているそうです。

舞妓さんと芸妓さんの違い

舞妓さんと芸妓さんは上の図のように振り袖とだらりの帯が2大要素です。来られた舞妓さんによるとこれらの着物が夏は10kg、冬は15kgでとても重いそうです。それで踊ったり、立ち居振る舞いをするのですから大変です。聞いていてこれはウェイトトレーニングだなと思いました。小さな子供にウェイトトレーニングをさせる。おお、巨人の星みたいです!

着物も肩あげをして寸法を合わせた名残が舞妓のお約束として残ったのでしょう。
だらりの帯は普通の帯の1.5倍ほどの長さがあって、可愛らしさとともにウェイトトレーニングの重り代わりになってるようです。

だらりの帯

だらりの帯の裾には置屋さんの家紋が入っています。夜のお座敷ではローティーンの舞妓は往々にして寝てしまうことがあったそうです。お客さんに背負われたりして帰ったのですが、そのとき置屋の家紋と帯の家紋とを照らし合わせ、「ああ、ここの妓や!」という目印になったそうです。

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コメント (2)
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