峠おやじの「たわごと」

峠、自転車、キャンピングカー、野菜、園芸、時事ネタなどをぼやいてます。

おのみち映画資料館「東京物語」

2015年10月10日 | 旅行
ちょっと中断していた尾道の話題です。

尾道は坂があって見栄えの良い景色があるせいか、映画などのロケがよく行われます。古典的なもので有名なのが小津安二郎監督の「東京物語」ですね。



尾道在住の老夫婦(笠智衆、東山千栄子)が東京で暮らす子供たちに会いに行きます。しかし忙しい子供達(山村聡、杉村春子)は自分の商売や家族のことにかまけて老親を邪魔者扱いにするだけ。一番親身になって世話してくれたのが亡くなった息子の嫁(原節子)。そんな現状がわかって両親は寂しく尾道へ帰ります。しかし母親は体調を崩し急死してしまいます。お葬式のあと、笠智衆と原節子がお寺の境内でしみじみするシーン。境内の向こうには尾道水道という図がとっても良かったです。



小津安二郎監督は志賀直哉に傾倒していたこともあり、尾道ロケがやりたかったそうです。そんなこともあって「東京物語」では尾道がふんだんに出てきます。そんな尾道におのみち映画資料館がありました。



邦画中心とはいえ内外の映画パンフレットなどがたくさんありました。しかし当然メインは小津安二郎監督です。シアターで流されていたものは「小津安二郎監督の足跡」みたいな映画でした。そしてデジタルリマスター版でも見た「秋刀魚の味」若き日の岩下志摩がとてもきれいでした。



ほかにも「新藤兼人の世界」コーナーでは「裸の島」の写真などもあってなかなか楽しかったです。



最近は尾道の映画というと大林宣彦監督らしいですが、古い時代の展示が多くて嬉しかったです。

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コメント (8)
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