峠おやじの「たわごと」

峠、自転車、キャンピングカー、野菜、園芸、時事ネタなどをぼやいてます。

尾道、文学のこみち

2015年10月03日 | 歴史
尾道観光のはずがロープウェイの片道切符からとんだ恋ボケ話になってしまいました(^^ゞ

その片道切符を山頂駅で買い、文学のこみちを下ります。道すがらには尾道ゆかりの文学者たちの石碑が散在しています。



まずは、
「おお、同志社の大先輩、徳富蘇峰ではないですか」
大河ドラマ「八重の桜」では熊本バンドの先鋒として大いに突出してましたね。



都合上、有名どころだけ紹介しますm(_._)m 
正岡子規、瀬戸内をはさんだ松山出身ですから上京するときに立ち寄りますよね。
十辺舎一九。「東海道中膝栗毛」で売れっ子になりました。尾道を訪れていたとは知りませんでした。



そして金田一京助。言語学の権威、国語辞典でお世話になりました。
志賀直哉は大好きな作家のひとりです。石碑には「暗夜行路」の冒頭部が刻まれています。大学時代に読んで持ってますよ。



尾道の代名詞、林芙美子です。私は読んだことはありません。ドラマなどで馴染み深いです。また緒方洪庵先生も訪れてたとは知りませんでした。



千光寺境内には朝ドラ「花子とアン」でもお馴染みの柳原百蓮の歌がありました。
「ちヽ母の声かときこゆ瀬戸海に み寺の鐘のなりひびくとき」
戦前か戦後かで味わいが変わります。
百蓮さんなら親との情より息子さんの戦死を弔ってのことのように思えて仕方ないです。

また同じ境内に芭蕉の句もありました。
「うきわれを寂しがらせよ閑古鳥」
意味がわかりません(--;)浅学の私には季語も入ってないように思えます。



最後に尾道で療養生活と最期を迎えた中村憲吉の石碑です。
「千光寺に夜もすがらなる時の鐘 耳にまぢかく寝ねがてにける」
昔は時の鐘は病人には辛い音だったようです。



ということで中村憲吉終焉の家です。いよいよ文学館が近づいてきました。

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