KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

教育基本法と教育勅語の12の徳目

2012年09月10日 | 世の中あれこれ
先日、教育勅語に関連する記事を書きました。
『星条旗と「忠誠の誓い」、日の丸と憲法前文』2012年09月07日


1945年8月の敗戦後、日本を占領した連合国軍の最高司令官総司令部(GHQ)は、
教育勅語の朗読と神聖的な取り扱いを禁止しました。
その後、占領下の日本の国会では、1948年6月19日に衆議院が「教育勅語等排除に関する決議」、
参議院が「教育勅語等の失効確認に関する決議」を決議し、それに代わるものとして、
教育基本法が制定されました。

教育基本法の第二条で、次のように日本での教育の目標がうたわれています。

【教育基本法】
 第二条 第二条
   教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、
   次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
 一 幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、
   豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。
 二 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、
   自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、
   勤労を重んずる態度を養うこと。
 三 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、
   公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、
   その発展に寄与する態度を養うこと。
 四 生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。
 五 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、
   他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。


そもそも、教育勅語には、以下の目標が設定されていました。
教育基本法の条文は、国民一人ひとりに語りかえるのではなく、
枠組みとしての規定なので、他人事のようになってしまうます。

一方で、12の徳目は、国民一人ひとりの行動目標として明確になり、
内容としても具体的で、現在でも大事にしなければならない内容です。


【教育勅語12の徳目】
1.親に孝養をつくしましょう(孝行)
2.兄弟・姉妹は仲良くしましょう(友愛)
3.夫婦はいつも仲むつまじくしましょう(夫婦の和)
4.友だちはお互いに信じあって付き合いましょう(朋友の信)
5.自分の言動をつつしみましょう(謙遜)
6.広く全ての人に愛の手をさしのべましょう(博愛)
7.勉学に励み職業を身につけましょう(修業習学)
8.知識を養い才能を伸ばしましょう(知能啓発)
9.人格の向上につとめましょう(徳器成就)
10.広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう(公益世務)
11.法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう(遵法)
12.正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう(義勇)


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