広島市で発生した集中豪雨による土石流で多数の犠牲者が出ました。
心からからお悔やみ申し上げます。
あとから行方不明者が多数出てきたことにびっくりです。
ニュース映像を見ると、綺麗な住宅が立ち並んだ住宅街で、
まだ、ローンの返済が残っている人も多かったと思います。
今回、初めて知ったのが「バックビルディング現象」です。
私が子供の時の夕立やにわか雨は、ザーッと降ったら気温が下がって
積乱雲が弱まるので、30分から長くても1時間でさーっと止みました。
ところが、バックビルディング現象は、湿った空気がどんどん供給され、山に当たって
上昇気流になったところに、上空にある気温の低い気流とぶつかって雨雲が発生し、
空気の流れで、山に沿って移動した後に、次から次へと暖かい空気に入り込むので、
高いビルのように積乱雲ができて、数時間も豪雨が続くとのことです。
つい先日には、台風11号の時に、三重県で集中豪雨が発生し、大きな被害をもたらしました。
これは、「レインバンド現象」といい、台風から離れたところにできる雨雲の影響とのことです。
最近、気象の世界では、横文字の気象現象が報道され、あたかも、
地球温暖化による異常気象の影響のように報道されています。
はたして、そうなのでしょうか???
集中豪雨は昔は無かったのでしょうか?
ここ最近発生した現象なら、地球温暖化の影響もさもありなんと思いますが、
そうではないようです。
気象庁のホームページに、「災害をもたらした気象事例」というページがあります。
これをみると、昔から集中豪雨が発生し、あちこちで甚大な被害をもたらしています。
ウィキペディアをみても、同じようなデータが示されています。
・集中豪雨「顕著な集中豪雨被害の歴史」 - Wikipedia
マスコミ報道は、横文字を使って、最近発生した新しい現象と間違って伝えてしまう恐れがあります。
気象庁も、正しく発表することを心がけるべきではないでしょうか?
マスコミが報道すべきは、行政の「宅地開発許可」の実態です。
昔から、土石流が発生している場所を宅地として開発することを容易に認可した責任を問いただすべきです。
そして、土砂災害警戒区域などの指定をしてなかったのが、路線価などの低下を避けたい業者の圧力などが
あったのではないかということなどを調査報道すべきです。
先日の雨で高知県や徳島県を中心とした四国などの土砂崩れの心配を報道していましたが、
今回の広島の災害で明らかになったのは、花こう岩が風化した「まさ土」が土石流の危険が高く、
日本では、紀伊半島、六甲山系、岡山から広島、山口方面で多く、四国はあまりないようです。
六甲山のふもとの西宮、芦屋、神戸方面は、広島と同じように山のギリギリまで家が建っています。
自治体やマスコミは、リスク回避のための啓蒙をどんどんしなければならないと思います。
■広島、土砂崩れ現場空撮=広範囲で土石流が発生2014/08/20 - YouTube 1:10
心からからお悔やみ申し上げます。
あとから行方不明者が多数出てきたことにびっくりです。
ニュース映像を見ると、綺麗な住宅が立ち並んだ住宅街で、
まだ、ローンの返済が残っている人も多かったと思います。
今回、初めて知ったのが「バックビルディング現象」です。
私が子供の時の夕立やにわか雨は、ザーッと降ったら気温が下がって
積乱雲が弱まるので、30分から長くても1時間でさーっと止みました。
ところが、バックビルディング現象は、湿った空気がどんどん供給され、山に当たって
上昇気流になったところに、上空にある気温の低い気流とぶつかって雨雲が発生し、
空気の流れで、山に沿って移動した後に、次から次へと暖かい空気に入り込むので、
高いビルのように積乱雲ができて、数時間も豪雨が続くとのことです。
つい先日には、台風11号の時に、三重県で集中豪雨が発生し、大きな被害をもたらしました。
これは、「レインバンド現象」といい、台風から離れたところにできる雨雲の影響とのことです。
最近、気象の世界では、横文字の気象現象が報道され、あたかも、
地球温暖化による異常気象の影響のように報道されています。
はたして、そうなのでしょうか???
集中豪雨は昔は無かったのでしょうか?
ここ最近発生した現象なら、地球温暖化の影響もさもありなんと思いますが、
そうではないようです。
気象庁のホームページに、「災害をもたらした気象事例」というページがあります。
これをみると、昔から集中豪雨が発生し、あちこちで甚大な被害をもたらしています。
ウィキペディアをみても、同じようなデータが示されています。
・集中豪雨「顕著な集中豪雨被害の歴史」 - Wikipedia
マスコミ報道は、横文字を使って、最近発生した新しい現象と間違って伝えてしまう恐れがあります。
気象庁も、正しく発表することを心がけるべきではないでしょうか?
マスコミが報道すべきは、行政の「宅地開発許可」の実態です。
昔から、土石流が発生している場所を宅地として開発することを容易に認可した責任を問いただすべきです。
そして、土砂災害警戒区域などの指定をしてなかったのが、路線価などの低下を避けたい業者の圧力などが
あったのではないかということなどを調査報道すべきです。
先日の雨で高知県や徳島県を中心とした四国などの土砂崩れの心配を報道していましたが、
今回の広島の災害で明らかになったのは、花こう岩が風化した「まさ土」が土石流の危険が高く、
日本では、紀伊半島、六甲山系、岡山から広島、山口方面で多く、四国はあまりないようです。
六甲山のふもとの西宮、芦屋、神戸方面は、広島と同じように山のギリギリまで家が建っています。
自治体やマスコミは、リスク回避のための啓蒙をどんどんしなければならないと思います。
■広島、土砂崩れ現場空撮=広範囲で土石流が発生2014/08/20 - YouTube 1:10