KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

会社内の監視技術「フォレンジック」

2014年08月28日 | 世の中あれこれ
テレビドラマで、パソコンのデータを消去しても、復元して犯罪の証拠を見つけるシーンがあります。
企業では、情報の漏洩、機密の流出調査で外部の調査機関を利用して、
退職した元社員のパソコンを「フォレンジック」調査して、
削除したメールやファイル、サーバーへのアクセスや情報コピーの履歴などを
分析し、不正の証拠をつかむ件数が増えてきているとのこと。

最近では、フォレンジックを使った、情報漏洩や不正対策サービスの「事後調査」でなく、
事前に対策ができるように、社員のメールやウェブ閲覧などを人工知能がリアルタイムで監視・分析して、
不正を行いそうな予兆を掴み、怪しそうな社員を早めに特定して集中監視できるシステムが利用されているそうです。

会社のパソコンを使って、友人に会社の不満をメールしたり、転職サイトを閲覧したりした社員が、
自動的にマークされ、監視下に入るようになっているとか。。。。。
人工知能で自動的に不正の予兆をピックアップして、監視ターゲットを決めるようです。

現時点では、費用対効果の関係で、よっぽどのリスク対策が必要な場合に限られているでしょうが、
ITの世界はどんどん技術の進歩とコストの低下が進んでいるので、
今後はちょっとしたことでもやり玉に挙げられる危険が増えてくることでしょう。

特に、バブル期に採用したコスト高の社員を多数抱えている企業などは、
社員の人事評価に利用して、バンバン懲戒が出されることになるかもしれません。

勤務時間に、仕事と関係ないサイトを見に行っていることをチェックすることなんか、
今ではコストを安く行えるようになっているでしょう。

たまに、『業務に関係ないサイトです。見る必要がある場合には、管理者まで申請してください。』
というようなメッセージがパソコンの画面に表示される場合があります。

一定の警告メッセージが表示されると、管理部門に警告リストが出されています。

怖い世の中になってきています。。。。


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