KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

テレビのニュース速報に思う

2020年05月11日 | 世の中あれこれ
テレビを見ている時、または録画を観ている時に突然電子音が鳴って、
画面の上部にニュース速報が表示されることがたまにあります。

先日も、5月6日に「東京都の今日の感染者数は38名」と大してニュース性のないもの、
ましてや大阪の住民としてはどうでもいいようなことがピロピロリ~~ン!という
緊迫した音とともにテロップが流れました。

また、地震の速報でも震度3でニュース速報が流れ、貴重な録画映像に
邪魔が入ってしまいます。
住宅の耐震性が上がり、いまどき、震度3ならば本来ニュースにもならないレベルです。


一昔前は、本当にびっくりするような内容だけが、ニュース速報で流れていましたが、
最近はそうでもないことが多いです。


新聞ならば、号外とか1面に大きく取り上げられるようなニュースを、
「速報」にしていれば納得性があるのですが、ニュース速報の送出責任者によっては、
速報を流さなかったことを後から責められるのを避けるために、
免罪符的にニュース速報を「たれ流し」している場合も多いと思います。

いったい、どのような基準でテレビ局がニュース速報を流しているのか調べてみました。


大地震や津波、大事故といった本当に緊急のニュースから、選挙の結果や
芸能人の逮捕や死亡といったニュースまでいろいろ「たれ流され」ています。

テレビ局として基準を設けている場合もあるでしょうが、その内容は公表されてなく、
絶対的な基準は無いようです。
一般的に、報道部に入ってきたニュースから、報道や編成の責任者が
「緊急を要するものや関心の高いもの」と判断すれば、
主調整室や専用の端末を使ってニュース速報を送出するようです。
ローカル局から送出されたニュース速報は、各局の判断で流すようです。



■共通の基準
  ・キー局でニュース速報が発信された場合
  ・全国で震度3以上、エリアで震度1以上の地震
  ・エリアで気象警報の発表
  ・津波注意報
 ※CM中でも速報を流す場合
  ・緊急地震速報、津波警報、震度6以上の地震

■各局の基準
  ・エリアのニュース速報
  ・エリアの開票速報
  ・その他(交通情報など)

NHKニュース速報 - Wikipedia



昔と違って、スマホや携帯電話の普及が高まり、ニュースはいつでもどこでも
知ることができるようになりました。
テレビの役割は衰退してきているので、あまり、張り切らずに、
ニュース速報は生命の危険につながるレベルに限定した方が喜ばれるし、
重要性は増すと思います。

肝っ玉が据わっていない人間がその時の責任者になっていたら、
自分の身の安全志向でしょうもない内容まで速報を流してしまうのでしょう。
「基準」は常にしっかり見直しをして、だれもが最適な判断できるようにすべきです。

時代は変わっているのに、テレビ局の発想と行動が遅れていると思います。

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