愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

猫神さん

2007年01月07日 | たっちーの部屋
 正月三が日も過ぎ、その気のある方はすでに初詣を済ませていると思います。特に受験生にとっては、ここ一番の神頼みとばかりに学問の神様といわれている神社に初詣に行く、あるいは行ったことのある方もいると思います。
 「猫神さん」の愛称をもつ徳島県阿南市加茂町不けのお松権現もそんな神社。正月三が日には例年よりやや多い約1万8000人が参拝したそうです。
 ということで、お松権現の由来をちょびっと。
 その昔、とっても美しいお松さんという庄屋の奥さんがおったそうな(以後、マンガ日本昔話風に読んでください)。このお松さん、あらぬ罪を着せられて処刑されてしまったんじゃ。お松さんにはとってもかわいがっていた愛猫(三毛)がいて、この猫に遺恨を伝えていのだそうな。この猫、飼い主が殺されたことがよっぽど悔しかったのか、お松さんを陥れたヤカラのところに夜毎怪猫になって現れたんじゃ。そして、怪猫に祟られた家はとうとうお家断絶に…。 
 というお話。いわゆる「化け猫」の類の話ではありますが、怪談というよりも悲話という印象。ちなみに、猫もお松さんと一緒に処刑されたとの説もあります。さらに、お松権現はこの飼い主のあだを討ったと伝えられる猫を祭っているとのことで、じゃあお松さんはどこ? という新たな疑問も。罪人として処刑されてしまったので、捨てられちゃったのかもしれませんが、もしにゃんこがお松さんと一緒に処刑されていたとなると、この神社がなぜにゃんこだけを祭ったのか? というさらなる疑問もわくところ。
 いずれにしろ、あだを討ったにゃんこを祭っているということで、勝負事や受験の神様として信仰を集めているのだそうです。このため、受験生以外にも4月の統一地方選に出馬を予定している方々も県内外から参拝に訪れたとのこと。例年より、参拝がやや多かったのは選挙イヤーだったからなのかもしれません。
 ところで、この神社。猫を祭っているというだけあって、いたるところに猫グッズがいっぱい。受験を控えてなくても、選挙に出る予定がなくても、猫好きなら一度訪れてみたい神社です。
コメント (4)
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