水戸市は茨城県の県庁所在地。
上野駅から、常磐線特急“スーパーひたち”なら、次の駅が水戸。
特急“フレッシュひたち”は、柏、土浦、石岡、友部、水戸と停まります。
写真は、平成24年度投入の新型車両。赤いラインは、水戸偕楽園の梅を意識した紅梅色です。
オット、車窓左手の筑波山をお見逃しなく。
(常陸国府のあった「石岡」の手前、二峰の間が狭い)
早くも水戸駅です。大洗方面への鹿島臨海線のジーゼルカーがいました。
駅には北口、南口。
まず、北口から。
水戸市も、空襲を受けたんだ。
新しいビルに挟まれて老舗も健在。
そして、モダンな南口。
桜並木と桜川。
その先に、千波湖。
千波湖とくれば、日本一の梅の名所“偕楽園”だが、
あえて紹介したいのは、茨城近代美術館。3月20日までは、横山大観40mの大作“生々流転”の展示がある。
(入館してまず、ロダンの彫刻)
美術館の敷地内に“中村ツネ”のアトリエがある。
中村ツネは明治20年(1887)水戸市に生まれました。
長じて画家となり、明治44年(1911)、新宿中村屋裏の画室に住み、中村屋の長女相馬俊子をモデルにした一連の少女像を描きました。
大正5年 (1916)現新宿区下落合にアトリエを新築。(美術館のアトリエは、これをモデルに昭和63年、新築されたたものです。)
大正9年 (1920)第2回帝展に“エロシェンコ氏の像”を出展。
大正13年(1924)下落合のアトリエで死去。
以上が略歴です。
さて、これは、美術館付属の食堂です。
窓越しに千波湖が見渡せます。
「美術館はパスだ」という方も、千波湖には満足されるのではないでしょうか。
ただ、ベンチで一休みなされるときは、水鳥たちのおねだりに要注意です。