
11月23日(土)勤労感謝の日、佐原駅前の柿の木です。
大木が数本集まっています。
葉は散っていますが、実はまだたくさん付いていて、鳥たちがいます。向かって右の枝先にいるのはモズかな?



この木は、佐原の数日前、柏市岩井で見かけました。
こちらも、まだたくさん実を付けていて、間近に見たせいかとてもおいしそうでした。鳥さんにはもったいないような気がします。
木守柿というのは、来年の収穫のために木を守る役目の柿で、こんなにたくさん残っていては、まだ決めかねませんね。
20年近く前の週刊朝日「季に寄せる」には、能村登四郎と「沖」の人々による句が載っています。

守唄(もりうた)は山の風音(かざおと)木守柿 林 翔
星とんで幽(かす)かにひかる木守柿 今泉宇涯
木守柿盆地すみずみ日が当(あ)たる 吉田 明
鳥さへや見守るのみに木守柿 守山夕樹
木守柿たるを張り合う七つ八つ 上谷昌憲
まなうらにまだ母在(おは)す木守柿 中尾杏子
木守柿自足(じそく)の色を深めけり 渕上千津
木守柿一つがあをき空を亨(う)く 湯本道生
木守柿ただ無口なる父とゐる 正木ゆう子