雨曇子日記

エイティライフの数々です

木守柿

2013-11-26 12:02:11 | 花散歩
             


11月23日(土)勤労感謝の日、佐原駅前の柿の木です。
大木が数本集まっています。
葉は散っていますが、実はまだたくさん付いていて、鳥たちがいます。向かって右の枝先にいるのはモズかな?


             

     


この木は、佐原の数日前、柏市岩井で見かけました。
こちらも、まだたくさん実を付けていて、間近に見たせいかとてもおいしそうでした。鳥さんにはもったいないような気がします。

木守柿というのは、来年の収穫のために木を守る役目の柿で、こんなにたくさん残っていては、まだ決めかねませんね。

20年近く前の週刊朝日「季に寄せる」には、能村登四郎と「沖」の人々による句が載っています。


             


        守唄(もりうた)は山の風音(かざおと)木守柿      林  翔

        星とんで幽(かす)かにひかる木守柿           今泉宇涯
        
   
        木守柿盆地すみずみ日が当(あ)たる           吉田 明

        鳥さへや見守るのみに木守柿               守山夕樹

        木守柿たるを張り合う七つ八つ              上谷昌憲

        まなうらにまだ母在(おは)す木守柿           中尾杏子

        木守柿自足(じそく)の色を深めけり           渕上千津

        木守柿一つがあをき空を亨(う)く            湯本道生

        木守柿ただ無口なる父とゐる               正木ゆう子