雨曇子日記

エイティライフの数々です

ひとり吟行

2019-10-08 11:35:01 | 俳句修行

10 月 8 日(火)

いつの間にか 10 月も半ば。私は引き続き夏の格好だが、日没は早くなり、日の出は遅く、柿は色づき、彼岸花は盛りを過ぎ・・・・というように季節は進んでいる。

ふと思いついて、半世紀たった団地の道をひとり吟行した。

 

          山茶花の小さな蕾数知れず

 

          回覧板まわす隣家のしだれ萩

 

          十月の百日紅(ひゃくじっこう)や枝の先

 

          秋半ばアキニレの実やうすみどり

 

          丈高き白き芙蓉の小径かな

 

          桜木の梢震わせ秋の風

 

          ポスターは団地公園秋祭り

 

55 年前、 10 月 10 日に東京オリンピックが開催された。青空に自衛隊機が描いた五輪の輪が、昨日のことのように思い出される。