ロケ: 2016. 8. 30 ~ 9. 2 放送 2016. 9. 24 再放送 2020. 5. 18
第一日(広島県に入る)
錦帯橋~岩国駅~和木(わき)町
9時に出発し10時半には和木町に着いた。面積 10.58 ㎢ 人口 6179 人。山口県で一番の面積を持つ岩国市 873.72 ㎢ の東端に、盲腸のようにへばりつき、独立の自治体として存在する。
和木町の東は広島県で県境は小瀬川。バスは通じてないので広島県最初のバス停大竹駅までの 3 km を歩く。折りしも、 30℃の暑さ。リーダー太川陽介57歳、相棒蛭子能収69歳、マドンナ熊切あさ美36歳、それぞれタレントだから表情は明るいが早くも試練。
大竹駅~玖波(くば)駅~大野庁舎(廿日市市)~広鉄阿品(あじな)駅~阿品北~広島バスセンター~西条駅(広島市)~竹原(竹原市)とバスを乗り継いできた。
竹原は、”安芸の小京都”と言われ、瀬戸内交通の要衝。グリーンスカイホテル竹原到着は午後9時少し前で、マドンナ熊切あさ美さんはほっとした表情を浮かべた。この日は9本のバスを乗り継いだ。
第二日(広島を抜け岡山へ)
午前6時35分に竹原駅を出発し、三原駅~登山口~尾道駅前~福山駅前と進み 、福山城を観光。
城から眺める備後灘の眺めは素晴らしく、垣間見たTVの一シーンに過ぎないが印象に残った。
広島県東端の福山市~岡山県笠岡~乗時までのバス移動は順調だったが、そこから先がつながらず、寄島総合支所前までの4㎞は歩くこととなった。
これを1時間強で切り抜け、あとは、新倉敷駅~倉敷芸術科学大学~倉敷駅~岡山駅前産直市場と来て、岡山駅東口の東横INNに入ったのは午後7時過ぎ。三人の旅行者には、さすがに疲労の色が滲んでいた。
第三日(津山経由で鳥取へ)
岡山駅で旅行案内所のオープンを待って、じっくり進路についての情報を得、10時発のバスで津山バスセンターに向かう。
11時34分に着いた津山で得た情報は、鳥取に入るバスの便は無いとのこと。
中国山地を超えるルートをいろいろ探し、”物見峠”の道 8 . 5 ㎞ を徒歩で越すことに決定。
津山バスセンター発 13 : 25 ~桑山着 14: :20 ここから歩き始めた。そして、2時間30分をかけて、因美線那岐駅前に到着。
那岐駅前 17 : 05 ~17 : 18 智頭駅前 17 : 18 ~ 18 : 15 鳥取 19 :30 ~ 20 : 30 岩井温泉
そして、三日目の宿”花屋旅館”にたどり着いたのだった。
第四日(湯村温泉・出石経由で天橋立”ゴール”へ)
最終日となった。9時49分発のバスで兵庫県新温泉町湯村温泉に出る。10時12分着。
次に進む山陰本線八鹿駅行きまで3時間の待ち時間。NHKドラマ”夢千代日記”で知られたこの温泉町で茹で卵を作るなどして過ごし、八鹿を経由して城下町で知られた”出石”(いずし)に。さらに、中藤というに進み、ここで行き詰った。
岩屋上というまで歩けばそこから与謝海病院へのバスがあり、さらに天橋立ケーブル下へ繋がることを突き止めた。
問題は、最終バスに間に合うかだ。
それで、最終の丹後山地5㌔の歩きに入った。マドンナの熊切あさ美さんはもとより、69歳蛭子さんもぐったり。リーダー太川さんの励ましにより、命からがらという体で歩き通し、バスも最終に間に合い、めでたくゴール。時刻は午後7時40分。
三人が肩を抱き合って小躍りしたのもうなづける。30本のバスを乗り継ぎ、20.5㎞歩いた旅だった。