テレ東看板番組「路線バスの旅」を源流とする対決旅第九弾が、あろうことか7月24日(土)18時30分~20時54分に放映された。「晴天を衝け」でもオリンピックの期間は避けるのに、敢てぶつけてくるとは、よほどの自信作だろうと思いつつ、しっかり観た。
この対決は4勝4敗で、前回勝って勝率をイーヴンにした太川さんが勝利の瞬間思わず涙するほど白熱している。
今回の路線バス、太川陽介チームのメンバーは、ロッチ・コカドケンタロウ、”りんご娘”リーダー 王林。
対する村井美樹鉄道チームのメンバーは、SKE48 須田亜香里、ドランクドラゴン 鈴木拓。
スタートは茨城県鹿島サッカースタジアムで、ゴールは栃木県鬼怒川楯岩大吊橋の展望台。
チェックポイントは3つあって、①茨城県鉾田市深作農園 ②栃木県茂木町ツインリンクもてぎ ③栃木県大田原市なかがわ水遊園。
それぞれのポイントは、特に鉄道の駅からは離れた位置にあり、アプローチに苦労する。1万円のタクシー代には遠く及ばない距離にある。そして、待ち受けているのが、こなさなければならない課題。メロン農場深作農園での課題は、併設のパーラーで人気メニュー10の中からナンバーワンの商品に行きつくまで食べつくすというもの。これには、村井チームが苦戦した。正解はスペシャルメロンパフェ1650円で、ここに行きつくまで村井チームはメロンパン270円から9品食べ、須田亜香里さんは頑張りすぎて涙するほどだった。
この番組は、どちらのチームがゴールに早く到着するかに焦点を絞り、視聴者が「どっちが勝つだろう」とハラハラして見るように作られていた。頑張り屋の須田亜香里さんはじめ、それぞれのチーム全員が課題の無理な要求に全力で当たり何とかクリアしていく姿は見ていて好感が持てた。
勝敗などどうでもいいと思ったが、”勝つ”と思わせた路線バスの太川チームが、結果的には、鉄道チームに一歩後れを取るのであった。
茂木町の夜道を歩きながらだったか、須田さんが「じいちゃんは、この番組が好きだった。見たら喜んだろうね」と、涙ながらにも洩らす場面など「よくフォロ=しているな」と編集ぶりに感心した。そして、結構みんなが観たんじゃあないかと思った。