すべて新聞からの情報と TV 観戦で 101 回大会を楽しんだ。
163 校から勝ち上がって郷里千葉県の代表となった習志野高校はテンポの良い試合運びと春の甲子園準優勝という実績から、これは優勝候補だと期待した。しかし、沖縄尚学には勝ったものの、山形・鶴岡東に敗れ、鶴岡東は、東東京・関東一高に敗れ、関東一は、大阪・履正社に敗れた。
上には上があるものだ。
準々決勝となり、勝ち上がった 8 校から 4 校に絞られた。
大阪 履正社
兵庫 明石商業
岐阜 中京学院大中京
石川 星稜
一日の休養日を置いて、第一試合は 履正社 VS. 明石商業。
明石商業が擁する大会屈指と呼び声の高い中森投手が満を持して登板したが、初回に早くも集中打を浴びた。
履正社 7 ー 1 明石商業
前回優勝の大阪桐蔭を下して甲子園に出てきた履正社の打線はチームは打率は0.361 とすごい。ここまでの 5 戦全て 7 点以上を挙げている。
一方、岐阜・中京を下して決勝戦にコマを進めたのは、石川・星稜。
星稜 9 ー 0 中京文理大中京
中京とて決して弱いチームではないが、主戦奥川投手に手も足も出なかった。この凄い投手を苦しめたのは、3 回戦で当たった智辯和歌山。試合は延長 13 回タイブレークに持ち込まれ、 14 回に HR が出てやっと振り切ったのだ。この試合を奥川投手は完投し 165 球を投げた。
いよいよ 8 月 22 日(木)午後二時、甲子園は観衆で埋め尽くされ、決戦の火ぶたが切られた。
試合は、先制点を挙げた星稜に対し履正社がすぐ逆転し星稜が追いつき、8 回 2 点を挙げた履正社が星稜の反撃を食い止め勝利したのだった。
履正社 5 - 3 星稜
「断じてこれを行えば鬼神もこれを避く」という言葉があるが、履正社のナインは強い気持ちを持って大会一の星稜奥川投手に当たり、栄冠を勝ち得たのだと思う。150k を投げ、鬼神のように恐れられた奥川投手は、試合後のインタビューに笑顔で対応していたが、閉会式では涙を浮かべ普通の高校生の顔を見せていた。
兎も角、手に汗握る好試合で、これこそ真に”世紀の一戦”と呼ぶに相応しい決勝戦だった。
しっかりブログの更新が続いていますことに敬意を表します。
101回の甲子園大会、まとめていただきよく分かりました。
飯山が敗れた試合以外ほとんど見ませんでした。
親戚にアクシデントなどあり出かけていたこともあり、奥川投手のピッチングも見れませんでした。
投手力もさることながら、点を取れる打線のつながりが勝利の方程式ですかね。
雨曇子先輩のブログは欠かさず、拝見させていただいています。
読者に谷氏を得て勇気百倍。
”千万人と雖も吾往かん”というのは少し違うかもしれませんが、まあそんな勢いです。