鎌ヶ谷市に発し、柏市南部を流れて手賀沼に注ぐ大津川が作る谷津田です。
この一隅に建つ古風な茅葺のお堂は、柏市高柳字中島にある真言宗の寺福寿院の観音堂です。
三間半四方の濡れ縁をめぐらせた回廊造り、向拝の中備(なかぞなえ)には竜の彫刻がみられ、母屋(おもや)との間には二本の海老紅梁が渡されています。
この観音堂は、前の建物が安政 2 年( 1855 )に雷火で消失したのちの再建ですが、再建年度も棟梁名も判っていません。(沼南風土記・昭和 56 年発行)
(安政 2 年に焼けた大欅の跡)
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