私の属している仙台の俳句誌「澪」 7 月号にあった一句
夏の蝶二つになりし高さかな 岩崎 万咲
こんなふうに解釈してみました。
高原を歩いていると、目線の高さに蝶がひらひらと舞っていました。少し目をそらしてまた見ると蝶は二つになっています。それも、先ほどよりも高いところで睦みあうように舞っているのです。涼風に乗って栗駒山から降りてきたのかな。
ところで、蝶はどう数えるのかと、疑問がわいてきました。
ネットでしらべてみると、一羽、二羽、 一匹、二匹、 一頭,二頭 と、呼べるようです。
「頭」と呼称する理由について詳しく述べたブログもありました。
でも、俳句ではこれらの呼称は使いにくいと思いました。
大雨と強風を混ぜて列島を苦しめています。
風雨日は雨曇子さまは、俳句鑑賞です。
味にある解釈鑑賞に感心させられます。
ところで蝶々の数え方・
一蝶二蝶なんて言うのは如何でしょうか。
羽とか匹、頭では蝶のイメージが出ません。
徘徊路 一蝶二蝶が 蝶々喃々 (読み人知らず)
徘徊路一蝶二蝶と現れり
そういえば、最近蝶を見ていません。
いまだに蝶と蛾の区別がはっきりしないのです。