旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

晴耕雨読日記 2020年(令和2年)5月6日 水曜日 朝の散歩

2020-05-06 09:55:33 | 晴耕雨読日記
 今朝は、久しぶりの小田原駅です。


 新型コロナウイルス対応でしょうか、いつもより動きがないように見えました。


 歩き始めてすぐ、飛行機雲を見ました。
 飛行機雲がすぐに消える場合は、上空が乾燥しているため晴天が続き、雲がなかなか消えない場合は雨が降るのが近い」と言われています。
 天気予報では、今日から日曜日にかけて日中時々雨が降るとのことですが…。


 今日も『のへじ潮彩公園』を目指して歩き始めました。
 今日は5周で終え戻ります。


 いつもの『10kmコース』なら、交差点を右折しますが、今日は左折し『常夜灯公園』方面へ戻ります。


 『常夜灯公園』を右に見て、直進します。


 防潮堤の痕跡が見えます。左の道は埋め立てて作られた港湾道路。左の旧道を進みます。


 ここは『浜町』と呼ばれる地区です。


 右手に見えるお社の祭神は水波能売神で、浜町全体の氏神として崇敬されています。
 1808年(文化5年)のある夜のこと、高田屋嘉兵衛が夢枕に苦しげに恨めしそうに立つ水神の夢を見、それをきっかけに船大工である五十嵐彦兵衛に水神宮建立を依頼し、水が再び湧き出したという言い伝えがあります。
 当時は北前船などの飲料水に利用されたといわれています。


 この地区は所謂『漁師町』ですが、江戸時代にはこの一帯に盛岡藩の銅蔵や大豆蔵、野辺地の商人の土蔵や板蔵があったことから『蔵町』と呼ばれていました。蔵に納められた大豆・鰯しめ粕、銅などの南部領内の産物は、北前船によって大坂や北陸などの湊に運ばれて行ったそうです。


 交差点を右折します。


 一気に上ります。


 JR大湊線『浜掛踏切』を渡ります。


 ここは『新道』地区。


 途中で左折し、『金沢(かねざわ)』地区に抜けます。
 その抜けた角にあるのは、かつての妓楼の『大万楼(のちの大万旅館)』。
 1900年(明治33年)に建てられた和洋折衷の貴重な近代和風の建物です。現在内部を見ることはできません。
 水上勉の推理小説『飢餓海峡』は、映画・舞台・テレビドラマと数多く制作されていますが、強盗殺人犯を萩原健一、それを追う函館署の弓坂刑事を仲代達矢が演じた、1988年(昭和63年)にフジテレビが制作した『飢餓海峡』の撮影場所として、ここが使用されています。


 右折してすぐ見えるこのお店。『河口に佇む人』が経営するお店です。


 この先の交差点を直進し、メインストリート『本町』に入ります。


 交差点を渡るとき右に見えるのが『新町』。突き当たりには『野辺地八幡宮』が見えます。


 かつては栄えた所ですが…。


 郵便局の角を左折すると、県内随一『老朽化した町役場』。
 新築計画はありますが、財政難と各界の思惑が入り交じり、どうなることやら。


 役場の隣には、明治天皇行幸時の仮宮、行在所があります。




 直進すると『愛宕公園』に行きますが、右折します。


 左手には、母校の小学校。


 この付近は、海抜約23m。


 ここから下っていきます。


 突き当たりまで来ると、海抜約11m。


 右折し、駅前に向かいます。
 商工会の取り決めなのか、飲食店はほぼ全て明日まで休業しています。


 『駅そば パクパク』は営業しているようですが、まだ開店前です。


 自宅のある場所は海抜約30m。
 適度な高低差のあるこのコース。『街中10kmコース』と名付けました。
 写真を撮りながらだったので2時間10分ほど歩きました。
 犬の散歩1人、ジョギング1人、散歩5人とすれ違いました。