旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション269 「甲州Wワイン弁当(しあわせ甲斐)」(小淵沢駅)

2022-09-30 11:53:33 | 駅弁コレクション
【甲州Wワイン弁当(しあわせ甲斐)】(小淵沢駅)
                            2022.9.30投稿

2018年(平成30年)12月23日 東京駅で購入 価格1,100円
                         [製造元](株)丸政

 レトロな書体で駅弁の内容についての説明が書かれてある掛紙(箱)です。


 御飯は両方とも茶飯で同じです。
 右側は「赤ワインハンバーグ」がメインで、ミックスベジタブル(人参、とうもろこし、グリンピース)、インゲン煮、じゃが芋が付け合わせです。
 左側は「白ワイン焼肉」がメインで、付け合わせは煮物(竹の子、蕨・ゼンマイ・人参)、錦糸玉子、桜漬です。


 御飯は「茶飯」ということですが、ちょっとパラパラタしているような食感でした。
 「赤ワインハンバーグ」の赤ワインを煮込んだソースはなかなかの味です。メインのハンバーグは冷めたときのことを考えすぎたのか、肉団子の食感に近いものがありました。 「白ワイン焼肉」は、今までに食べたことのない白ワインソースの味で、冷めても美味しさの残るお肉です。
肉系の駅弁の課題は、「いかに冷めても美味しい物を作るかである」という駅弁屋の社長さんの話を思い出しました。なかなか難しいものですね。
 さてこの駅弁は、パッケージにもあるように、売り上げの一部が南アルプス市の認定NPO法人「フードバンク山梨」に寄付され、子供たちの食を応援することになっています。


 1918年(大正7年)創業の丸政が「丸政100周年記念弁当」として2018年(平成30年)10月から販売を開始した駅弁です。
 現在も掛紙(箱)のデザインが変更になっていますが1,180円で販売されています。


 『旅の小窓~第九特別演奏会&迎賓館赤坂離宮「12月特別参観」』の帰途、東京駅『駅弁屋 祭」で購入しました。

 製造元の丸政は、1918年(大正7年)に中央本線富士見駅の構内立売業者として発足し、1929年(昭和4年)の小海線開通と共に中央本線と小海線の接続駅となった小淵沢に移転し、1944年(昭和19年)から殻弁当の販売を始めました。
 1955年(昭和30年)に株式会社となってから駅弁の他、駅内外の売店、みやげ物店、食堂、仕出し弁当の製造・宅配などもおこなっています。
 『高原野菜とカツの弁当』『元気甲斐』などが主力駅弁ですが、『駅弁味の陣』では次の駅弁が入賞しています。
 『駅弁味の陣2014』初陣賞 『信州牛と松茸ごはん』 現在は終売のようです。




 『駅弁味の陣2020』135周年記念賞 『そば屋の天むす(135周年記念パッケージ)』 現在は通常包装で780円で販売中。


 『駅弁味の陣2021』駅弁大将軍 『ワインのめし』 1,500円で販売中。




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