5日目(平成24年7月28日)は、天橋立に寄って直江津を目指します。
まだ日の出前です。
今日も一番列車で出発します。山陰本線上り普通浜坂行です。
鳥取 05:30発
福部 05:42着 05:42発
大岩 05:48着 05:48発
岩美 05:52着 05:53発
東浜 05:58着 05:58発
居組 レ
諸寄 06:08着 06:08発
浜坂 06:11着
隣のホームには、これから倉吉駅まで回送され、山陰本線・因美線・智頭急行線・山陽本線・東海道本線経由、京都行特急スーパーはくと2号となる車両が停まっていました。
私たちが乗る車両のキハ47形は、昭和52年から昭和58年にかけて製造された車両で、冷房装置も後から付けられた古いものです。
鳥取駅を出た列車は大きく回り、榎峠を越えて福部駅に着きます。
岩美駅のホームには、「山陰海岸ジオライナー」の横断幕が張ってありました。「山陰海岸ジオライナー」は、平成22年に山陰海岸ジオパークが世界ジオパークネットワークに加盟認定されたことを受けて、土・日曜日に鳥取駅・豊岡駅間で運転されている臨時の快速列車です。
東浜駅の手前で羽尾海水浴場が見えます。
東浜駅の住所はは、鳥取県岩美郡岩美町大字陸上(くがみ)字下塚畑。そのためなのか、駅前にあるバス待合所は「陸上バス待合所」とあります。この駅が鳥取県最後の駅になります。
兵庫県最初の駅は居組駅ですが、この列車は通過します。兵庫県最初の停車駅諸寄駅前には、お寺さんが経営する保育園がありました。
定刻、浜坂駅に到着。
浜坂駅で4分、山陰本線上り普通豊岡行に乗り換えます。
浜坂 06:15発
久谷 06:22着 06:23発
餘部 06:29着 06:30発
鎧 06:33着 06:33発
香住 06:40着 06:41発
柴山 06:47着 06:47発
佐津 06:51着 06:51発
竹野 07:00着 07:01発
城崎温泉 07:10着 07:11発
玄武洞 07:16着 07:16発
豊岡 07:23着
土曜日ということもあるのか、乗客はほとんどいません。
海岸を離れて列車は進みます。
久谷駅の次が餘部駅です。
餘部駅は地名の漢字表記は「余部」ですが、この駅がの開業したときにはすでに姫新線に余部駅(よべえき)があっため、重複を避けたために「餘部」の表記にした駅です。但し、一部マスコミ等ではこちらも「余部駅」と間違って表記されることもあります。
駅は余部橋梁に接しています。
余部橋梁は餘部駅と鎧駅の間にある橋梁で初代の旧橋梁は鋼製トレッスル橋で「余部鉄橋」の通称でも知られていました。
現在の橋梁は2代目でエクストラドーズドPC橋で平成22年から使用れています。
橋梁の下には長谷川と国道178号が通っています。
橋梁を過ぎるとすぐにトンネル入り、4つのトンネルを抜けると鎧駅です。
過去には下の鎧漁港で水揚げされた海鮮物を貨物列車で運び出すために港と駅がインクライン(傾斜鉄道)で結ばれていたそうで、その遺構がテレビ番組で紹介されたこともありました。
その漁港が見渡せる1番線ホームには列車は止まりませんが、観光客への配慮から1番線ホームへの出入りは可能で、駅名票もそのままになっています。
線路は香住海岸に沿って走るのですが、トンネルが多く景色を楽しむことはできません。
香住駅は松葉ガニの水揚げで知られる香美町の玄関口。改札口の上にはカニのディスプレイがありました。
ホームには、カニ爪のディスプレイがありました。
隣の柴山駅も漁港が有り、温泉のある所です。
佐津駅には山陰本線の複線電化を求める看板がありました。
現在山陰本線の複線区間は、京都駅・ 園部駅間、綾部駅・福知山駅間、伯耆大山駅・安来駅間、東松江駅・松江駅間、玉造温泉駅・来待駅間。電化区間は、京都駅・城崎温泉駅間、伯耆大山駅・西出雲駅間です。これ以上増えることはないと思います。
竹野駅の手前で少し海岸が見えました。
この辺りは豪雪地帯なのか除雪車がそのままになっていました。
城崎温泉駅を出ると川幅の広い円山川を見ながら進みます。長さは兵庫県で5番目の68kmですが、流域面積は2番目だそうです。
玄武洞駅は、その名の通り玄武洞への最寄り駅です。
玄武岩の柱状節理が見られる玄武洞は対岸にあり、ここからだと渡し船で渡るそうです。
流は非常に流れが緩やかで、河口から17km付近まで海水が浸入しているどうです。川原を見ることができるのはその先だそうです。
終着豊岡駅で、北近畿タンゴ鉄道に乗り換えます。
北近畿タンゴ鉄道は、旧国鉄の宮津線(西舞鶴駅・豊岡駅間)と日本鉄道建設公団が建設した宮福線(福知山駅・宮津駅間)からなる日本一赤字の多い第三セクターの鉄道です。(※旅行後の平成27年4月1日より、宮津線・宮福線の鉄道運行事業を、ピンクの貸切バスのWILLER EXPRESSを傘下にもつWILLER ALLIANCEの子会社であるWILLER TRAINS株式会社に移譲し、WILLER TRAINSが第二種鉄道事業者として京都丹後鉄道の名称で鉄道運行事業を行っています。なお、北近畿タンゴ鉄道は、鉄道施設を保有する第三種鉄道事業者となっています。)
北近畿タンゴ鉄道普通西舞鶴行に乗ります。
KTR800形1両です。
豊岡 07:32発
但馬三江 07:36着 07:36発
久美浜 07:47着 07:47発
甲山 07:50着 07:51発
丹後神野 07:55着 07:55発
木津温泉 08:01着 08:01発
網野 08:08着 08:09発
峰山 08:16着 08:17発
丹後大宮 08:22着 08:23発
野田川 08:31着 08:34発
岩滝口 08:37着 08:38発
天橋立 08:42着
豊岡駅の隣は但馬三江駅です。コウノトリの郷駅の愛称を駅です。国の天然記念物であり、兵庫県の県鳥であるコウノトリの保護・増殖を行いながら野生化させることを目的とした兵庫県立コウノトリの郷公園の最寄り駅でありまた、日本書紀にも出てくるコウノトリ伝説が伝わる久久比神社もあります。
次の久美浜駅から京都府になります。
久美浜駅を過ぎると久見浜湾が見えてきますが、湾とはいうものの小天橋と呼ばれる砂州によって日本海と隔てられている汽水性の潟湖だそうです。
丹後神野駅では、下り豊岡行き普通列車と交換です。こちらは1両ですが、向こうはKTR8000形4両です。
丹後神野駅の次は木津温泉駅です。木津温泉は京都府内でももっとも古い温泉で、天平の飢饉が起こり疫病が発生した時、この地を訪れていた行基が法力をふるうとともに、人々に温泉につかるよう説いてまわったおかげで、疫病の難から救われたといい伝えられていて、その疫病が皮膚病の一種だったので、木津温泉は皮膚病の効能を第一にうたっているそうです。改札口にはそのいわれの看板もあります。
木津温泉には、行基がしらさぎが傷を癒しているのを見て発見したという伝承も残っているため、「しらさぎ温泉」とも呼ばれています。ホームには源泉掛け流しの足湯「しらさぎの湯」があり、鉄道利用者は無料ですが、それ以外の利用には駅の入場券が必要になっています。
木津温泉駅を出ると丹後半島の基部に入り、1000分の25の山越えをします。
着いた網野駅は、昭和元年12月25日開業の駅。この日は、大正天皇崩御の日です。
このときは、一世一元の詔に基づき昭和は大正天皇が崩御した瞬間から今上天皇も変わったという判断で崩御した日に元号も変えていますから、大正15年12月25日であり、昭和元年12月25日でもあり、開業日を2つもつ駅でもあります。
峰山駅では網野行普通列車と交換です。
この後、更に丹後半島の基部、丹後大宮駅を通り丹後ちりめんの里、与謝野町にある野田川駅に着きます。
駅名にもなっている野田川を渡ると岩滝口駅に着きます。
岩滝口駅を出ると宮津湾を見ながら進みます。
天橋立が見えてくると間もなく天橋立駅に到着します。
ホームには、特急たんごリレー6号福知山行の北近畿タンゴ鉄道KTR001形気動車が停まっていました。
次の列車まで1時間45分。ここで大急ぎで天橋立観光です。
つづく
まだ日の出前です。
今日も一番列車で出発します。山陰本線上り普通浜坂行です。
鳥取 05:30発
福部 05:42着 05:42発
大岩 05:48着 05:48発
岩美 05:52着 05:53発
東浜 05:58着 05:58発
居組 レ
諸寄 06:08着 06:08発
浜坂 06:11着
隣のホームには、これから倉吉駅まで回送され、山陰本線・因美線・智頭急行線・山陽本線・東海道本線経由、京都行特急スーパーはくと2号となる車両が停まっていました。
私たちが乗る車両のキハ47形は、昭和52年から昭和58年にかけて製造された車両で、冷房装置も後から付けられた古いものです。
鳥取駅を出た列車は大きく回り、榎峠を越えて福部駅に着きます。
岩美駅のホームには、「山陰海岸ジオライナー」の横断幕が張ってありました。「山陰海岸ジオライナー」は、平成22年に山陰海岸ジオパークが世界ジオパークネットワークに加盟認定されたことを受けて、土・日曜日に鳥取駅・豊岡駅間で運転されている臨時の快速列車です。
東浜駅の手前で羽尾海水浴場が見えます。
東浜駅の住所はは、鳥取県岩美郡岩美町大字陸上(くがみ)字下塚畑。そのためなのか、駅前にあるバス待合所は「陸上バス待合所」とあります。この駅が鳥取県最後の駅になります。
兵庫県最初の駅は居組駅ですが、この列車は通過します。兵庫県最初の停車駅諸寄駅前には、お寺さんが経営する保育園がありました。
定刻、浜坂駅に到着。
浜坂駅で4分、山陰本線上り普通豊岡行に乗り換えます。
浜坂 06:15発
久谷 06:22着 06:23発
餘部 06:29着 06:30発
鎧 06:33着 06:33発
香住 06:40着 06:41発
柴山 06:47着 06:47発
佐津 06:51着 06:51発
竹野 07:00着 07:01発
城崎温泉 07:10着 07:11発
玄武洞 07:16着 07:16発
豊岡 07:23着
土曜日ということもあるのか、乗客はほとんどいません。
海岸を離れて列車は進みます。
久谷駅の次が餘部駅です。
餘部駅は地名の漢字表記は「余部」ですが、この駅がの開業したときにはすでに姫新線に余部駅(よべえき)があっため、重複を避けたために「餘部」の表記にした駅です。但し、一部マスコミ等ではこちらも「余部駅」と間違って表記されることもあります。
駅は余部橋梁に接しています。
余部橋梁は餘部駅と鎧駅の間にある橋梁で初代の旧橋梁は鋼製トレッスル橋で「余部鉄橋」の通称でも知られていました。
現在の橋梁は2代目でエクストラドーズドPC橋で平成22年から使用れています。
橋梁の下には長谷川と国道178号が通っています。
橋梁を過ぎるとすぐにトンネル入り、4つのトンネルを抜けると鎧駅です。
過去には下の鎧漁港で水揚げされた海鮮物を貨物列車で運び出すために港と駅がインクライン(傾斜鉄道)で結ばれていたそうで、その遺構がテレビ番組で紹介されたこともありました。
その漁港が見渡せる1番線ホームには列車は止まりませんが、観光客への配慮から1番線ホームへの出入りは可能で、駅名票もそのままになっています。
線路は香住海岸に沿って走るのですが、トンネルが多く景色を楽しむことはできません。
香住駅は松葉ガニの水揚げで知られる香美町の玄関口。改札口の上にはカニのディスプレイがありました。
ホームには、カニ爪のディスプレイがありました。
隣の柴山駅も漁港が有り、温泉のある所です。
佐津駅には山陰本線の複線電化を求める看板がありました。
現在山陰本線の複線区間は、京都駅・ 園部駅間、綾部駅・福知山駅間、伯耆大山駅・安来駅間、東松江駅・松江駅間、玉造温泉駅・来待駅間。電化区間は、京都駅・城崎温泉駅間、伯耆大山駅・西出雲駅間です。これ以上増えることはないと思います。
竹野駅の手前で少し海岸が見えました。
この辺りは豪雪地帯なのか除雪車がそのままになっていました。
城崎温泉駅を出ると川幅の広い円山川を見ながら進みます。長さは兵庫県で5番目の68kmですが、流域面積は2番目だそうです。
玄武洞駅は、その名の通り玄武洞への最寄り駅です。
玄武岩の柱状節理が見られる玄武洞は対岸にあり、ここからだと渡し船で渡るそうです。
流は非常に流れが緩やかで、河口から17km付近まで海水が浸入しているどうです。川原を見ることができるのはその先だそうです。
終着豊岡駅で、北近畿タンゴ鉄道に乗り換えます。
北近畿タンゴ鉄道は、旧国鉄の宮津線(西舞鶴駅・豊岡駅間)と日本鉄道建設公団が建設した宮福線(福知山駅・宮津駅間)からなる日本一赤字の多い第三セクターの鉄道です。(※旅行後の平成27年4月1日より、宮津線・宮福線の鉄道運行事業を、ピンクの貸切バスのWILLER EXPRESSを傘下にもつWILLER ALLIANCEの子会社であるWILLER TRAINS株式会社に移譲し、WILLER TRAINSが第二種鉄道事業者として京都丹後鉄道の名称で鉄道運行事業を行っています。なお、北近畿タンゴ鉄道は、鉄道施設を保有する第三種鉄道事業者となっています。)
北近畿タンゴ鉄道普通西舞鶴行に乗ります。
KTR800形1両です。
豊岡 07:32発
但馬三江 07:36着 07:36発
久美浜 07:47着 07:47発
甲山 07:50着 07:51発
丹後神野 07:55着 07:55発
木津温泉 08:01着 08:01発
網野 08:08着 08:09発
峰山 08:16着 08:17発
丹後大宮 08:22着 08:23発
野田川 08:31着 08:34発
岩滝口 08:37着 08:38発
天橋立 08:42着
豊岡駅の隣は但馬三江駅です。コウノトリの郷駅の愛称を駅です。国の天然記念物であり、兵庫県の県鳥であるコウノトリの保護・増殖を行いながら野生化させることを目的とした兵庫県立コウノトリの郷公園の最寄り駅でありまた、日本書紀にも出てくるコウノトリ伝説が伝わる久久比神社もあります。
次の久美浜駅から京都府になります。
久美浜駅を過ぎると久見浜湾が見えてきますが、湾とはいうものの小天橋と呼ばれる砂州によって日本海と隔てられている汽水性の潟湖だそうです。
丹後神野駅では、下り豊岡行き普通列車と交換です。こちらは1両ですが、向こうはKTR8000形4両です。
丹後神野駅の次は木津温泉駅です。木津温泉は京都府内でももっとも古い温泉で、天平の飢饉が起こり疫病が発生した時、この地を訪れていた行基が法力をふるうとともに、人々に温泉につかるよう説いてまわったおかげで、疫病の難から救われたといい伝えられていて、その疫病が皮膚病の一種だったので、木津温泉は皮膚病の効能を第一にうたっているそうです。改札口にはそのいわれの看板もあります。
木津温泉には、行基がしらさぎが傷を癒しているのを見て発見したという伝承も残っているため、「しらさぎ温泉」とも呼ばれています。ホームには源泉掛け流しの足湯「しらさぎの湯」があり、鉄道利用者は無料ですが、それ以外の利用には駅の入場券が必要になっています。
木津温泉駅を出ると丹後半島の基部に入り、1000分の25の山越えをします。
着いた網野駅は、昭和元年12月25日開業の駅。この日は、大正天皇崩御の日です。
このときは、一世一元の詔に基づき昭和は大正天皇が崩御した瞬間から今上天皇も変わったという判断で崩御した日に元号も変えていますから、大正15年12月25日であり、昭和元年12月25日でもあり、開業日を2つもつ駅でもあります。
峰山駅では網野行普通列車と交換です。
この後、更に丹後半島の基部、丹後大宮駅を通り丹後ちりめんの里、与謝野町にある野田川駅に着きます。
駅名にもなっている野田川を渡ると岩滝口駅に着きます。
岩滝口駅を出ると宮津湾を見ながら進みます。
天橋立が見えてくると間もなく天橋立駅に到着します。
ホームには、特急たんごリレー6号福知山行の北近畿タンゴ鉄道KTR001形気動車が停まっていました。
次の列車まで1時間45分。ここで大急ぎで天橋立観光です。
つづく
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