旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

本州一周普通列車の旅11~6日目(完)直江津駅から野辺地駅まで

2016-05-13 15:28:47 | 本州一周普通列車の旅
 6日目(平成24年7月29日)最終日になりました。
 泊まった「ホテルハイマート」は駅弁の老舗ですが、夜遅く着いて翌朝早いので買い求めることはできませんでした。


 直江津駅前には、全国で唯一、森光子さん自筆による舞台「放浪記」の記念碑がありました。碑には林芙美子さんが好んだ「花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かりき」が刻まれていて、上部に森さんと林さんをイメージしたブロンズ像が付いています。


 長岡駅、新潟駅、酒田駅、秋田駅、青森駅で乗り換えて野辺地駅に戻ります。


 最初に乗る列車は、信越本線 普通 長岡行です。


直江津  06:26発   
黒井   06:30着 06:31発   
犀潟   06:35着 06:36発   
土底浜  06:39着 06:39発   
潟町   06:42着 06:42発   
上下浜  06:45着 06:46発   
柿崎   06:49着 06:50発   
米山   06:55着 06:55発   
笠島   06:59着 07:00発   
青海川  07:02着 07:03発   
鯨波   07:06着 07:06発   
柏崎   07:11着 07:13発   
茨目   07:17着 07:17発   
安田   07:20着 07:21発   
北条   07:24着 07:24発   
越後広田 07:28着 07:28発   
長鳥   07:32着 07:32発   
塚山   07:37着 07:37発   
越後岩塚 07:42着 07:42発   
来迎寺  07:46着 07:46発   
前川   07:51着 07:51発   
宮内   07:55着 07:56発   
長岡   08:00着

 新潟へは、先行する「快速おはよう信越」に乗るのが良いのですがが、ここは普通列車で行きます。


 「快速おはよう信越」が発車した後、大阪行きの「トワイライトエクスプレス」が入ってきました。


 日曜日の普通列車1番列車ということもあってか、乗客はほとんどいません。


 犀潟駅で第三セクターのほくほく線と別れます。


 柿崎駅を過ぎたところで海岸線に出ました。


 米山駅は、山頂に日本三大薬師の一つ米山薬師が祀られている米山の登山口でもあります。


 「日本一海に近いところにある駅」の一つ、青海川駅。




 鯨波駅の手前で日本海と別れます。




 曇天。眠くなるような天候です。
 長岡駅には定刻に到着しました。


次の列車は、信越本線 普通 新潟行です。




長岡   07:55着 08:07発   
北長岡  08:10着 08:11発   
押切   08:15着 08:15発   
見附   08:19着 08:20発   
帯織   08:24着 08:24発   
東光寺  08:27着 08:28発   
三条   08:31着 08:32発   
東三条  08:35着 08:42発
保内   08:46着 08:47発   
加茂   08:51着 08:51発   
羽生田  08:56着 08:56発   
田上   08:59着 09:00発   
矢代田  09:03着 09:04発   
古津   09:07着 09:07発   
新津   09:11着 09:12発   
さつき野 09:14着 09:14発   
荻川   09:17着 09:17発   
亀田   09:22着 09:22発   
越後石山 09:25着 09:26発   
新潟   09:31着  

 長岡駅を出て北長岡駅を過ぎると、上越新幹線が離れて行きます。、


 信濃川の支流、五十嵐川を渡ると東三条駅に着きます。


 東三条駅では7分の停車で、快速くびき野1号新潟行に先を譲ります。


 矢代田駅を過ぎた頃、ようやく青空が見えてきました。


 新津駅は信越本線の他に磐越西線と羽越本線が乗り入れている鉄道の要衝です。


 新津運輸区にはまだ転車台が残っています。


 小阿賀野川を渡り、亀田駅、越後石山駅と過ぎると終着新潟です。   


 この日は、会津若松行き快速「SLばんえつ物語号」の運転日でした。


 新潟県は全国1位の米菓生産地で、全国の年間生産量の50%を超えるせんべいの王国だけあって、お菓子の自動販売機がホームにありました。


 新潟駅からは、白新線・羽越本線「快速きらきらうえつ」象潟行に乗り、酒田駅まで聞きます。




 この列車は、485系電車700番台の「きらきらうえつ」専用4両編成です。パッチワーク風のデザインは、羽越本線沿線の色彩豊かな四季の風景をイメージし、パッチワーク風に配色したものだそうです。
 1号車・3号車・4号車のいずれも普通車の全席指定席ですが、シートはリクライニング式で、席と席の間はグリーン車並みの広さがあります。また、通常よりも天井と床が高く、窓も大型タイプなので車窓を楽しむことができます。
 なお、2号車は「きらきらラウンジ」車両で、ミニビュッフェ「茶屋」とボックス席のラウンジになっています。




 主に土・日曜日の運転で、新潟駅と酒田駅の間を1往復していますが、期間限定で象潟駅及び羽後本庄駅まで延長して運転することも有り、今日は羽後本荘駅まで延長運転の日です。


新潟    10:15発
東新潟     レ
大形      レ
新崎      レ
早通      レ
豊栄    10:28着 10:29発   
黒山      レ
佐々木     レ
西新発田    レ
新発田   10:39着 10:39発   
加治      レ
金塚      レ
中条      レ
平木田     レ
坂町      レ
平林      レ
岩船町     レ
村上    11:06着 11:08発   
間島      レ
越後早川    レ
桑川    11:25着 11:26発   
今川      レ
越後寒川    レ
勝木    11:40着 11:42発   
府屋    11:46着 11:47発   
鼠ヶ関   11:52着 11:53発   
小岩川     レ
あつみ温泉 12:01着 12:02発   
五十川     レ
小波渡     レ
三瀬      レ
羽前水沢    レ
羽前大山    レ
鶴岡    12:25着 12:29発   
藤島      レ
西袋      レ
余目    12:41着 12:42発   
北余目     レ
砂越      レ
東酒田     レ
酒田    12:51着

 新潟駅を出ると新潟新幹線車両センターへの高架線としばらく並行して進みます。


 全長210km、日本第10位の阿賀野川を渡ります。


 2号車のミニビュッフェ「茶屋」に行ってみました。
 呑み比べセット(「王紋夢 純米酒」「大洋盛 越乃松露 特別本醸造」「鶴亀 純米酒」)


 お茶セット


 村上駅までは海岸から離れたところを進みます。


 村上駅を出ると海岸線にそって進みます。


 桑川駅に着きました。


 駅舎は道の駅「道の駅笹川流れ・夕日会館」に併設されています。


 ここから越後寒川駅までの間、景勝地「笹川流れ」を見ながら進みます。笹川流れとは無数の奇岩、絶壁、洞穴が連続する、国の名勝および天然記念物に指定されている地域で、この笹川より沖合いの岩場まで潮流が見られたことが名の由来とされています。








 条件が良ければ、日本海に浮かぶ粟島が見えるのですが残念ながら今日は見ることができません。


 弁天島が見えてくると間もなく鼠ヶ関駅に着きます。


 ここから、山形県に入りました。


 美しい海岸線の景色もこの先、小岩川駅、あつみ温泉駅、五十川駅までの間となります。








 三瀬駅の手前で内陸に入り、庄内平野の中を進みます。


 ここで昼食です。
 「きらきらうえつ」運転開始10周年を記念して車掌さんとの共同企画した駅弁「きらきら弁当」。


 パッケージの横には、おしながきが書かれてありました。




 「まさかいくらなんでも寿司」


 「ま」は鱒。「さ」は鮭。「か」はかに。「いくら」で、まさかいくらなんでも寿司。


 食べ終わった頃、最上川を渡りました。あと5分ほどで酒田駅に到着します。


 酒田駅のホームにはいろいろな物がありました。










 次の列車まで1時間20分あるので、駅近くにある本間美術館に行きました。




 酒田駅からは、羽越本線・奥羽本線・男鹿線 快速リゾート鳥海 男鹿行で秋田駅に向かいます。   




酒田    14:06着 14:11発   
本楯      レ
南鳥海     レ
遊佐    14:25着 14:26発   
吹浦      レ
女鹿      レ
小砂川     レ
上浜      レ
象潟    14:53着 14:54発   
金浦      レ
仁賀保   15:03着 15:04発   
西目      レ
羽後本荘  15:17着 15:19発   
羽後岩谷    レ
折渡      レ
羽後亀田    レ
岩城みなと   レ
道川      レ
下浜      レ
桂根      レ
新屋    15:48着 15:49発   
羽後牛島    レ
秋田    15:58着 

 酒田駅を出てもしばらくは庄内平野の中を進みます。


 吹浦駅付近で海岸線に出でます。


 小砂川駅から秋田県に入ります。


 仁賀保駅で上り「快速きらきらうえつ」新潟行とすれ違いました。


 下浜駅付近の海岸には砂山が多く、日本最初の鉄道飛砂防止林があります。


 雄物川を渡ると秋田駅に到着します。


 秋田駅からは、奥羽本線 普通 青森行に乗り換えます。




秋田    16:34発
土崎    16:41着 16:41発   
上飯島   16:44着 16:44発   
追分    16:48着 16:48発   
大久保   16:54着 16:55発   
羽後飯塚  16:58着 16:58発   
井川さくら 17:00着 17:01発   
八郎潟   17:05着 17:05発   
鯉川    17:10着 17:10発   
鹿渡    17:15着 17:15発   
森岳    17:21着 17:21発   
北金岡   17:25着 17:26発   
東能代   17:33着 17:36発   
鶴形    17:40着 17:41発   
富根    17:45着 17:46発   
二ツ井   17:51着 17:52発   
前山    17:57着 17:58発   
鷹ノ巣   18:02着 18:03発   
糠沢    18:07着 18:07発   
早口    18:12着 18:12発   
下川沿   18:16着 18:17発   
大館    18:22着 18:27発   
白沢    18:32着 18:33発   
陣場    18:39着 18:40発   
津軽湯の沢 18:45着 18:45発   
碇ヶ関   18:49着 18:49発   
長峰    18:54着 18:54発   
大鰐温泉  18:57着 18:58発   
石川    19:02着 19:03発   
弘前    19:09着 19:13発   
撫牛子   19:16着 19:17発   
川部    19:20着 19:21発   
北常盤   19:25着 19:29発   
浪岡    19:34着 19:34発   
大釈迦   19:39着 19:39発   
鶴ヶ坂   19:45着 19:45発   
津軽新城  19:50着 19:50発   
新青森   19:53着 19:54発   
青森    20:00着 
 秋田駅を出発するときは、結構な混雑で、その混雑は大館駅まで続きました。
 車内が空いてきたところで、夕食にしました。
 酒田の清川屋の名物弁当「ががちゃおこわ」。鶴岡産のだだちゃ豆ともち米を使ったほんのりと醤油味のするおこわです。ががちゃとは、庄内の方言でお母さんのことだそうです。


 おかずは赤かぶだけです。


 最後の列車は、青い森鉄道 普通 八戸行です。




青森   20:07発
東青森  20:13着 20:13発   
小柳   20:15着 20:16発   
矢田前  20:18着 20:19発   
野内   20:21着 20:21発   
浅虫温泉 20:26着 20:27発   
西平内  20:32着 20:32発   
小湊   20:35着 20:36発   
清水川  20:41着 20:41発   
狩場沢  20:45着 20:45発   
野辺地  20:52着

 6日目の移動距離639.7km、乗車時間は昨日と同じ11時間18分。
6日間の合計は、移動距離3472.3km、乗車時間は65時間13分でした。

 おしまい

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