旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション30 「大人の休日-津軽物語ー」(青森駅)

2021-11-28 09:31:38 | 駅弁コレクション
【大人の休日-津軽物語-】(青森駅)
                           2021.11.28投稿

2006年(平成18年)9月9日 
 野辺地町観光物産PRセンターでの駅弁大会で購入 価格900円
                  [製造元](株)ウェルネス伯養軒

 掛紙に『大人の休日』のロゴマークが付いています。
 JR東日本の『大人の休日』キャンペーンに連動し2002年(平成14年)から販売している駅弁です。
 購入した時と同じ月のものが、青森の観光・物産・食・特選素材など『まるごと青森』を紹介する青森県のブログで、写真付きで紹介されていました。
 「壱の重」は県産米のエース津軽ロマンの「岩木山 若竹ご飯」、そして「下北半島 雲丹ご飯」のツートップ。
「弐の重」には、・・・・これもスゴイ!
「虹鱒の糠漬け」から始まり、「八戸 焼き蒲鉾」、「平内産耳吊り 帆立甘辛煮」、「野辺地 若鶏の治部煮」、「青森地場野菜の煮物」、「軽米 厚焼き卵」、「七戸 長芋の紅梅漬」、「八甲田 山牛蒡」。県産食材にこだわり、これで、900円。食べる前からお得感いっぱい。


 この当時の表示はごく簡単なものです。


 野辺地駅に隣接する野辺地町観光物産PRセンターでは、鉄道関連イベント開かれるときに、JRによる列車輸送で駅弁大会も併催されることがよくありました。

2017年(平成29年)8月26日 新青森駅で購入 価格1,000円
                  [製造元](株)ウェルネス伯養軒


 発売から15年、ロングセラーになりました。
 さすがに、掛紙から『大人の休日』のロゴマークが消えていました。




 前回購入時と中身に大きな違いはありません。




 札沼線新十津川駅への旅の一日目。
 新青森駅発7時57分の「はやて93号」からの「スーパー北斗5号」への乗り継ぎです。
 この年の3月からJR北海道では、「車内販売の利用状況と客室乗務員の人材確保の観点」から、つまり経営状態が良くないので、利益が上がらないサービスは廃止するということで、道内の特急列車での車内販売を大幅に廃止しました。
 スーパー北斗5号もその対象なので、昼食用に新青森駅で購入した駅弁です。

 JR東日本の旅ブランド「大人の休日」が登場したのは2001年(平成13年)7月。


 その次の年に誕生した当時の中身は、大分違っていたようです。
 資料によると次のように紹介されています。
 「名久井岳で採れた栗のごはんと、大湊湾で獲れたあさりのごはんはまさに海と山の恵みです。使用米は青森県産おかずは焼きかまぼこ、秋鮭参杯漬、帆立照り煮、海老の香りフライ、りんごの蜜煮などが添えられています。」


 発売当初から、おかずは煮物・焼き物等バランス良く入っています。
 しかし、『津軽物語』のサブタイトルがついていますが、販売当初は津軽地方以外の食材産地「大湊」「野辺地」「七戸」「八戸」「名久井」、お隣岩手県の「軽米」を堂々と紹介する、地元業者としては信じられない無神経ぶりでした。
 発売から暫くして、産地紹介が消えています。
製造・販売の業者の「ウェルネス伯養軒」青森支店も営業休止中ですが、「株式会社ウェルネス伯養軒」の公式ホームページから、青森支店はすでに消えています。


閑雲野鶴日記 2021年(令和3年)11月27日 土曜日 今冬初です

2021-11-27 19:20:57 | 閑雲野鶴日記
 今朝は寝坊し、5時少し前に起きました。
 真っ暗ですが、雪が降ったようです。


 近くの国道4号に国土交通省が設置している定点カメラの映像を24時間見ることができます。
 路温は氷点下です。


 この頃は6時を過ぎないと明るくなりません。
 1㎝未満の霙がそのまま凍ったような物ですが、雪または霰が周囲の地面の半分以上を覆った状態を積雪と言うそうですから、今朝は初積雪と言って良いでしょう。


 おまけ。
 今夜の肴。
 「白菜としめじの炒め物・紅時雨大根サラダ・ベビーホタテのバター醤油炒め」「シチュー」



駅弁コレクション29 「21世紀出陣弁当」(東京駅)

2021-11-27 10:53:10 | 駅弁コレクション
【21世紀出陣弁当】(東京駅)
                           2021.11.27投稿

2005年(平成17年)6月22日 新横浜駅で購入 価格1,000円
          [製造元](株)ジェイアール東海パッセンジャーズ


 その名のとおり、21世紀の初日の2001(平成13)年1月1日に発売を開始した駅弁です。
 前年に、当時のJダイナー東海が公募した「東海道新幹線21世紀私の食べたい駅弁コンテスト」大人の部でグランプリを受賞した作品を商品化したものだそうです。
 当初は3月までの期間限定販売の予定が、好評のため10年間販売されたものです。


 当時は未だ珍しい『お品書き』が添えてあり、高級感がありました。


 愛知県で開かれていた、『愛・地球博』(2005年日本国際博覧会)に向かう途中で購入したものです。

 ジェイアール東海パッセンジャーズは、日本食堂が前身の東海道新幹線の車内販売・弁当等の開発、製造を手がける会社です。
 「21世紀出陣弁当」は、10年後の2011年(平成23年)1月に「必勝出陣弁当」へ改称・リニューアルし、販売期間不定期で現在も販売されています。
 ジェイアール東海パッセンジャーズのホームページに、次のように紹介されています。

 新社会人やサラリーマンの出張を応援するお弁当
 縁起を担ぐような食材を随所に散りばめました。 多くの幸せが舞い込んでくる「タコ(多幸)」、仕事等で良縁を結ぶ「おむすび」、「ん」が二つ付くと運が付くと言われる「にんじん・れんこん」を盛りつけました。 頑張るあなたを応援するお弁当です。 ※縁起を担ぐ謂れには諸説ございます。
 価格¥980



 公式ホームページですが、最新の情報かどうかは確認できていません。


閑雲野鶴日記 2021年(令和3年)11月26日 金曜日 そろそろかな

2021-11-26 21:27:55 | 閑雲野鶴日記

 今朝は里の近くの山裾まで白くなっていました。


 日中は雨や雪。


 夕方の気温は1度。
 ひょっとしたら、明日の朝は・・・。
 『花金』は、鱈鍋でした。
 鍋は最高です。


駅弁コレクション28 「元祖 かに寿し」(鳥取駅)

2021-11-26 10:29:33 | 駅弁コレクション
【元祖 かに寿し】(鳥取駅)
                           2021.11.26投稿

2002年(平成14年)4月6日
 地元スーパーの駅弁大会で購入 価格920円
                     [製造元](株)アベ鳥取堂


 これは掛紙ではなく、外箱というかパッケージです。
 多くの「かに寿し」「かにめし」に共通する、かにの絵が大きく書かれています。
 裏には、観光案内図と店主の挨拶が載っています。


 箱から取り出すと、再びかにの絵。


 酢飯の上に、錦糸玉子と千切りにした甘酢生姜がちらしてあり、その上にかにの甲羅のほぐし身と足の肉が載っています。付け合わせは塩昆布と奈良漬です。


 浜坂駅の『浜坂名物 松葉かに寿し』を懐かしんで、近い鳥取駅のこの駅弁を購入しました。

2006年(平成18年)9月16日
 地元スーパーの駅弁大会で購入 価格920円
                     [製造元](株)アベ鳥取堂


 掛紙や中身は前回と全く同じでした。
 若干の違いは、裏の表示でした。


 前回は気にもしませんでしたが、複数の商標登録の表示が有ります。


 製造・販売の(株)アベ鳥取堂は、1943年(昭和18年)10月から鳥取駅構内で駅弁の販売を開始しました。
 1952年(昭和27年)に冬季限定で「元祖かに寿し」の製造販売を開始し、その後1958年(昭和33年)にはかにの身の保存技術を開発し、通年販売となりました。
 八角形の容器は、かにの甲羅に似せて作った物で、全国で一番最初に考案し、使用を開始したそうです。
 その後、カニを用いた寿司が各地で作られるようになったことから、「元祖かに寿し」と名称を変更し、1972年(昭和47年)には商標登録を出願しています。
 ホームページに掲載している写真を見ると、半世紀以上変わらない駅弁です。


 鳥取駅から直線距離にして850㎞ほど離れた当地のスーパーの駅弁大会にも度々登場します。
 遠隔地へ輸送される商品は、酢を強くているためかにの風味を感じにくいという情報もあります。いつかは現地で購入し食べてみたい駅弁です。