Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

雨漏れとスピーカー取り付け

2015-09-18 10:55:18 | 日記
いつも爆音で音楽を聴いているM氏の96タホですが、アンプエラーで音が出なくなってしまいました。

電源を入れてすぐは音楽が聴けるのですが(左前と左後ろのみ)少しするとオーディオ画面にアンプエラーが出て音が消えてしまいます。

とりあえず内張りを外して確認するとまさかのスピーカーが破れていました。

オーディオは特に詳しくないのですがこんなことあるんですね、、、、、、

仮付けで他のスピーカーをつなぐと問題なく音楽が流れます。

カーステレオはスピーカー異常、スピーカー配線のショートなどがあればアンプ保護のため音が出なくなります。(激安品にはこの機能がないものもあります)
ソノせいなんでしょうかね??

スピーカーの容量の大きいものと交換します。なにせオールウェイズ爆音なので同じスピーカーだとまた破ってしまいますからね。



これでしばらくもってくれれば、、、、、と思います。

あわせてリアからの雨漏れ修理です。

リアハッチのタホ、サバーバンでよくある症状ですね。

漏れている箇所を直接目視するためリアハッチ周りのピラーカバーをすべて取り外しハッチを締めた状態で乗り込み外から水をジャンジャンかけます。



つーっと水が垂れてきます。

漏れた箇所をマーキングしてハッチを開き、マーキングした周辺に異常がないか確認します。

今回はボディー側、ハッチ自体に異常がありませんのでウェザーストリップを交換します。



再び漏れを確認するともう漏れてきません。

新旧ウェザーストリップを比較すると古いものはへたっています。

これで大丈夫でしょう!!


O氏所有の99年サバーバン、オイル交換にお立ち寄りいただきました。



相変わらず下廻りが綺麗でオイル漏れ等もありません。

当方のお客様としては珍しい3ナンバーです。


こんな大きな車に8人がゆったり乗って旅行なんて最高ですね!!


軽トラ続きです。

2015-09-17 08:12:30 | 日記
エンジン積み換えの軽トラです。

リビルトエンジンはインテークやエキゾースト、各センサー類などの付属品は一切ついていませんので降ろしたエンジンから取り外して使います。

センサー類は予算が許す限り新品を使いますがマニホールドは壊れていない限り再使用します。



スロットルボディーも掃除して再使用です。


ミッションオイルを補充して、クラッチ調整してエンジンスタート。

当たり前ですが異音もなくスムーズです。

しっかり時間をかけて冷却水のエア抜きをします。


依頼事項でしたシート破れの修理も外注先から仕上がってきました。



試運転した感じもいいですね!

クラッチもとても軽く運転が楽になりました。

最初に外したコンロッドメタルですが1ペアおかしくなってるのが分かりますね。



他の4枚も状態がいいとはいえませんが右の2枚は問題外です。

今回はオイル不足による故障です。

いつも言いますがエンジンオイルと冷却水さえ入っていればここまでの故障はしません。

たまには確認してやってくださいね。


続きましてフィールダー車検です。



これまたお預かりしたときに乗ってみて明らかにフロントの足回りに違和感があります。

ブレーキやベルトなどは状態がいいので掃除、調整で済ませます。

ATFはかなり汚いので10L使って交換します。






足回りの違和感ですがフロントロアアームのブッシュが千切れています。



車によってはブッシュのみ部品が取れてプレスで打ちかえることが出来るのですがこの車はロアアームASSYでしか部品が出ませんので丸ごと交換です。

アメ車で考えるとロアアーム交換なんて分けないですがこいつは少し面倒です。



ロアアーム前のボルトがエンジン、ミッションのオイルパンに邪魔されて抜くことが出来ません。

エンジンを持ち上げて抜き取ります。

リア側の取り付けもまっすぐ入れないと入らないため足はバラバラにしなくてはいけません



アームのボルトの本締めはブッシュにストレスかからないよう着地状態で行います。

試運転すると挙動がまともになりました。

ブッシュだけ部品が出ればいいのですが片側15000円もするアームを左右買わなくてはいけないとはトホホ、、、、、ですね。

エンジン積み換えです

2015-09-16 13:12:14 | 日記
今回は軽自動車のエンジン積み換えです。

街でよく見かけませんか?軽自動車が白い煙を吐きながら走っているのを、、、、、

白い煙はエンジンオイルが燃料と一緒に燃えているのが原因です。

燃焼室の中にエンジンオイルが入ってしまう原因はバルブステムからのオイル下がり、ピストンリングの隙間からのオイル上がりが二大要因ですがどちらにしてもよろしくありません。

いわゆる「オイル食い」ですが、そのまま乗っているとスパークプラグを駄目にしたり、触媒を詰まらせてエンジンが吹けなくなったり、最後はエンジンを焼きつかせてしまうなど駄目なことだらけです。

今回のこの車両は、エンジンオイルのチェックランプが点きっぱなしなのに高速道路に乗ってコンロッドメタルを焼きつかせてしまいました。



完全な焼き付きではありませんでしたので一応オイルパンをはぐってメタルだけ交換して異音が消えないか試してみました。

アイドリングでの異音は消えましたがエンジンを吹かすと「カタカタ」とメタルの音が出ます。

ということでエンジン積み換えます。


エンジンを降ろす準備でシート、シフト周りを取り外します。



インテークやエキゾーストはエンジンが車に載った状態で外しておきます。



100パーセントいつも折れているウォーターパイプのステー、この車ももちろん折れています。




続いてマニュアルトランスミッションを降ろします。



クラッチカバーのダイアフラムスプリングの爪も大分減っていますし、降ろしたついでにクラッチ周りも全交換します。




そしてエンジンがやっと降ろせます。



今回は予算の都合でリビルトエンジンを使います。




エンジンを積んで、新品のクラッチセットで組み付けます。



あとは降ろしたときの逆の手順で組み立てていきます。


エンジン積み替えはちょっとストップして久々ご来店のY氏スカイライン、オイル交換もさせていただきました。



お子さん連れで来ていただきましたが、大分大きくなられていました。

子供の成長は早いですねぇ、、、、、、私も年取るわけですよ



オートマ不調です。

2015-09-15 08:12:45 | 日記
K氏の所有の89年C1500ショート、オートマ不調のご連絡をいただきました。

まだかろうじて走れるようですが、クラッチが滑り出したらもうオートマを積み替えるしかありません。

89年のC1500は700R4という機械式、4速オートマです。

入庫いただいてすぐに積み替えできるよう在庫のミッションをオーバーホールしておきます。




今回はミッション作業は割愛させていただき、

入庫いただき車を持ち上げます。



トランスミッションを降ろし、組んでおいたリビルトミッションと載せ替えます。



この700R4ミッションは機械式(変速等をコンピューター等を使用しないでガバナプレッシャとラインプレッシャの油圧で行うタイプ)ですのでTVケーブルの調整が必要です。

ここの調整が出来ていないと変速点がおかしかったり、シフトショックが大きかったりなどの不具合が出てしまいます。

きちんと調整して試運転。いい感じです。


せっかく入庫いただきましたので、よくトラブルのあるデスビを開けて確認します。(試運転中、失火の症状が少し出ていて違和感を感じましたので、、、、)



やはりだめですねぇ、、、、、交換です。

しつこいくらいATFの量を確認してここは終了です。


また後日の作業ですがシートも交換させていただきます。

もともとは形状の違う赤いシートがついています。

色はいいにして、背もたれの形状が悪く乗っていてとても疲れます。



当方最後の1個になるレギュラー用ベンチシートを購入いただき取り付けます。



この車両はドアの内張りを92年のC1500のものと交換していますので柄も合ってバッチリです。

もう26年前の車両ですがまだまだ行きますよ!

次の改良ポイントはフロントブレーキです!!


タホショート 初入庫、車検です。

2015-09-11 09:03:01 | 日記
山口から入庫いただきましたK氏所有の97年タホショートTBIエンジン車検です。



当方で持ち上げさせていただくのは初めての車両です。

タコ足も入っていますしマフラーも作られたものが入っています。



一回り確認させて頂きましたが、大きな不具合はないようですのでとりあえず進めていきます。


そのタコ足ですがフルレングスのものが使われており、助手席側は常時フレームに当たっています。



ヘッダースに限りませんが、アメリカ物のボルトオンパーツは決してそのままつくものではありません。

取り付けのときにヘッダースのパイプを叩いてへこませておけばいいのですがそのままつけられているので当たりっぱなしになってしまっています。
(もしかしたら取り付け時にはギリギリ当たっていなかったのに、エンジンマウントがへたって当たりだしたのかも知れません)

ここは今後の課題にさせていただきたいと思います。


フロントエンドの状態も年式の割りにいいと思いますが左タイロッドエンドのブーツは破れていました。



ここは破れていると車検受かりませんので社外品のウレタンブーツに交換です。




スパークプラグも一年前に交換されているのでしょう、状態がいいので掃除してギャップ調整して元戻しです。




ディストリビューターのキャップ&ローターは状態がいいのですがモジュールをとめているビス、中の粉ふき状態はボチボチオーバーホールしておきたい感じですね。






プロペラシャフトのクロスジョイントにもガタはなく、グリスアップで終了です。




エキゾーストのクロスパイプは穴があいていました。



今後排気系は手を入れさせていただきたいので、今回はアルミテープをステンのワイヤーで縛ってとりあえず車検通すこととなりました。




フレームの状態もブレーキも良好でしたのでベースとしては安心な車体でした。

オーナーさまと打ち合わせながら、今後さらにオーナーさまの希望通りをかたちに出来たら、、、、と思います。

遠いところ有難うございました。