Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

ブロアムやろうと思ったら、、、、

2019-10-12 08:16:31 | 日記
とりあえずK氏のサバーバン納車が終わり次の作業です。

当方作業場の隣に作業待ち、在庫車を入れてある建物があります。

次の作業はブロアムのフル整備!

ブロアムを出そうと思ったら、その前をふさいでいるC1500のエンジンがかかりません。

これから仕上げていくC1500なのですがエンジンがかからないため、その奥のブロアムが出せません。


というわけでC1500を先にやります。

初爆もなく燃料ポンプの作動音もしません。

ヒューズ、リレーにも問題ありません。

スロットルからパーツクリーナーを吹き込むと初爆がありますので燃料ポンプを交換します。




まずはマーキングしてプロペラシャフトをはずします。



あとは順番にタンクをはずしていきます。

で、取り出します。



通常ですとポンプ、ストレーナー、フィルターの交換で終わりなのですがこの車両は今後仕上げて販売しますのでタンクユニットASSYも交換しておきます。



エア抜きのパイプの長さがついていたものと違いましたのでホースを延長してタンクを戻します。


無事エンジンもかかり、奥の車が出せました。


一日ずれてしまいましたが次はブロアムです。


ひとまず納車です。

2019-10-10 19:36:39 | 日記
K氏所有のサバーバン、続きです。

切り詰めたYパイプは溶接部分が錆びますので耐熱ペイントをしておきます。



うちで使っているのは普通の缶式耐熱塗料です。

塗装というよりは錆止めですね。

下からエンジンを覗くとスパークプラグの真上にヘッダースのパイプが来ます。



通常のスパークプラグレンチは入りませんので短いタイプを使ってプラグの抜き差しを行います。



左側が通常の車に使うスパークプラグ交換用のソケット、右がヘッダースなどスペースに余裕がないエンジン用のプラグソケットです。

通常のタイプは3/8のラチェットで使いますがショートタイプはメガネレンチで使います。


1年おきに要確認なディストリビューターの中を確認、状態はいいですね。



ここで一つ発見です。

TBIエンジンによくありますPCVバルブ(ポジティブ クランクケース ベンチレーション バルブ)のホース割れです。



クランクケース内のブローバイガスをもう一度エンジンに吸わせて燃やしてしまおうという対環境保全な部品ですが、ここが割れていたりするとアイドリングなどもおかしくなるところです。
細かい制御はしていませんがよく割れていますので一度確認してみてください。

ブレーキフルードを4輪から抜き



キャリパーを掃除、グリスアップします。



ウレタン塗装してありますのでキャリパーの外見はウエスでふくだけできれいになります。

デフオイルの量も確認



外したシュラウドはせっかくですからきっちり掃除します。




肝心のマフラーは私の見立てミスでもう一度部品をアメリカより取り直しになりました

ですのでもともとついていたマフラーを付けてひとまず納車することとなりました。



次はブロアムか??エスカレード??の予定です。




サバーバン ATとYパイプ

2019-10-06 09:11:09 | 日記
T氏所有のサバーバン、続きです。



エンジンマウント左右の交換も終わり次は依頼事項の一つ、ATフィルターの交換です。

この型はオートマのオイルパンの後ろにミッションメンバーがかぶってますので、ミッションメンバーを外してやらないとオイルパンが取れません。





オートマのケースエクステンションを持ち上げてメンバーをずらします。


そうするとオイルパンを取ることができます。

この車はH25、5月に当方でリビルトさせていただいたミッションを積んでいます。

オイルパンの中は金属粉はあるものの状態はいいですね。



ATフィルターも交換して



オイルパン、ねじも掃除してトルクレンチを使い12Nmで締めていきます。



あとはメンバーを戻してここは終了です。


次はヘッダースより後ろを作っていきます。

今回はYパイプを交換しないでヘッダースとマフラーを新しくします。

このタイプはYパイプに触媒がついているタイプです。



触媒の中が壊れてカラカラいう場合は交換しなくてはいけませんが、今回のは大丈夫ですのでこのまま使います。(触媒は結構高価ですので、、、、)

ヘッダースとの取り付けはボールフランジなのでボルトナットでつけるのですがYパイプの位置が微妙に違うので切って加工します。


まだまだ終わりません。



サバー続きです。

2019-10-04 09:23:45 | 日記
K氏所有の95年サバー続きです。



今回は車検+マフラー製作+予防整備です。

タコ足(ヘッダース)まではつけ終わり、オーナーさんご依頼のセルモーター交換します。



今現在、セルモーターに不具合はありませんがこれまでに交換歴がないので今回交換させていただきます。



パワーステアリングポンプのプーリーをSSTで取り付け



こちらもご依頼事項、オルタネーターも交換します。



オルタネーターも現在不具合ありませんが予防整備です。


ここで1か所発見した不具合個所です。



エンジンマウントが切れています。

このまま乗っているとコトコト音が出たりしますので交換します。

切れているのは左だけですがセオリー通り左右セットで交換します。

片側3か所止めなんですがロアアームの取り付け部奥にねじがありとてもやりにくいです。



二本ねじが見えますが、この上にもう1本あります。こいつが厄介。



ロアアーム外してからのほうがやりやすいのですが、何度もやってる作業なのでここにアクセスできる工具を持っています。

このほうが工賃も抑えれますし、スピーディーです。

エンジンマウントをはずすために下からミッションジャッキでエンジンを押さえます。



エンジンを浮かせるので、ラジエターファンシュラウドの上側はまだつけません。

エンジンマウントを抜き取るくらいエンジンを傾けるとファンがシュラウドに当たってしまいます。


そして交換完了



まだまだ続きます。










一般修理からプレマシー納車まで!

2019-10-02 07:54:03 | 日記
だいぶ涼しくなってきましたね。

灼熱地獄な作業場はおじさんな私には過酷でしたので助かります。

まずはロードスターのエアコンです。



高速道路走行中シフトダウンしたらエアコンコンプレッサーを壊してしまったようです。

エアコンをかけるとコンプレッサーより異音がしています。

こうなるともうコンプレッサーを交換するしかありません。

コンプレッサー、レシーバー、エキスパンションバルブの交換はもちろんですが、コンプレッサーが壊れた時に出る金属カスを取るためエアコンラインも掃除します。

すべて組付け、真空引きしてガスチャージ。

異音もなく納車となりました。


続きましてW氏所有のC1500、エンジンがかからないとの連絡があり見に行きます。

現場で確認すると「カチん」と音がするだけです。

セルモーターの不具合でも出る症状ですがとりあえずバッテリーターミナルを確認すると少し緩いようです。

まし締めするともう症状が出なくなりました。

ここだったんですね。

しかしブレーキランプがつかないのに気が付きこちらの修理になりました。

ヒューズを確認しても切れてません。テールランプをはずしてカプラーを抜き確認すると電気が来ていません。

ということでブレーキランプスイッチを疑い部品交換します。

日本車みたいなスイッチにしてくれればいいのにアメ車は面倒で大げさなスイッチを使っています。



クリップとカプラーを抜くだけでとれるのですが、クリップをはずすのが少し面倒です。

手が入りにくいのでイライラします。(笑)



交換して点灯確認OKですのでこちらも納車になりました。


続いては当方スタッフMの85年C10、パワーウインド修理です。



以前運転席側のパワーウインドーは修理しましたが今回は助手席側です。

右ハンドル車で通常一人でしか乗らない方は助手席側の窓はほとんど開け閉めないかもしれませんが、左ハンドルはそうはいきません。

パーキングのチケット取るにも助手席側はよく使いますしね。

現状だと窓を全部閉めるのに半日くらいかかりそうです。

内張り、スイッチ等外してレギュレーターとモーターを取りだします。



粘土のようになっている古いグリスは洗い流し、新しいグリスを塗っていきます。

新しいモーターをレギュレーターに組んで車に戻します。



安心して窓を開けれるようになりました!


さて最後は法人様N様に注文いただきましたプレマシーです。

社長さんはサバーバンに乗られていますが、今回会社を立ち上げられ営業車として購入いただきます。

ヒロシマ人なのでとりあえずマツダ車を!と郷土愛にあふれる方です。

もともと当方の在庫車ですので大体の整備は終わっています。

ライトを磨いて



バッテリー、オイル等を交換して

うちのニューバージョンステッカーを貼って



納車となりました。

しっかり稼いでくださいね!!