四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

町田男声合唱団『マルベリー』定期演奏会

2006-06-11 20:28:00 | 音楽
今日、町田男声合唱団「マルベリー」の定期演奏会がありました。
2年ぶりの定演です。

「第1ステージ男声合唱のための組曲『旅』」
          作詞 山乃井慎・田中清光、作曲 佐藤 眞
この曲は、大学2年のときに混声合唱で歌った曲です。男声合唱版は初めて聴きました。1曲目「旅立つ日」の冒頭の「行け 旅に いまこそ」を聴いたとたん、昔の「旅」を歌った時代の空気を懐かしく思い出しました。
2曲目「村の小径で」では、
 ♪村のじさまが語ってくれた いろりパチパチ 昔のはなし
のせりふをしみじみと男声が歌うところなど、混声とは違った深い味わいを感じました。

「第2ステージ フォスター名曲集」
指揮は、団内指揮者佐川雅夫さん。5曲中2曲は、佐川さんの編曲で、2曲は男声合唱の編曲でも有名な故福永陽一郎先生(僕の小田原男声時代の常任指揮者)の編曲です。身近な方の編曲であり、バンジョーの伴奏もあり、楽しく聴かせてもらいました。
        ♪♪ 休憩 ♪♪
「第3ステージ『月光とピエロ』」作詞 堀口大學、作曲 清水脩
これは男声合唱曲の古典といえる名曲です。この曲を耳にする機会は多いですが、久しぶりに男声合唱の素晴らしさを感じさせる、骨格のしっかりした見事な演奏でした。指揮の佐川さんの熱演振りと、終わって挨拶されるときの満足した表情が印象的でした。

「第4ステージ 男声合唱のための唱歌メドレー『ふるさとの四季』」
町田市在住の源田俊一郎先生編曲のメドレー曲に、常任指揮者の鹿内芳仁先生がピアノ、ヴァイオリン、フルート、チェロ、パーカッションの編曲を付けた演奏でした。
どちらかというと唱歌には重たいと思える男声四部の響きに、ピアノ、ヴァイオリン、フルートの高い、明るい音色が軽やかに乗っかり、全体としてたいへん心地よい音に仕上がって、「ふるさと」「春の小川」などの歌が素直に心ににしみてきました。

会場には源田先生がお見えで、壇上から先生の紹介がありました。昨年の市民混声定演で歌った「いつの日か」も源田先生編曲。思ったよりも若々しい先生であることを初めて知りました。

全体を通して、平均65歳とは思えない若々しさ、力強さを感じました。古き良き男声合唱をこれからもずっとずっと歌い続けてほしいと思います。

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ヘンデル『メサイア』の初練習

2006-06-11 17:43:00 | 音楽
年末に行なわれる相模原市民合同演奏会、今年はヘンデル「メサイア」に取り組むとのことで、今回初めて参加することにし、初練習にでかけました。

相模原市などの多くの合唱団から全体で150人位の参加でしょうか。男声は少なめで、中央前の方に、そして女声は左右に分かれて男声を取り囲む形に。
合唱指導は昨年同様に岩本達明先生。今回のメサイアは、古楽器編成のオーケストラ演奏で合唱を歌うとの話がありました。そして、メサイアは、「第九」(2004年)やプッチーニ「グローリア・ミサ」(2005年)と違って、軽やかに歌うものです、との説明がありました。そのあと、やわらかに、軽やかに歌うための発声練習を行なう。
メサイアは大曲で楽譜は345ページもあり、とにかく分厚い!これをこなすのは大変なことです。歌う合唱曲は16曲もある。しかし、「最初は皆さんご存知の『ハレルヤ・コーラス』を歌いましょう」とのことで気分的に楽になりました。
岩本先生はリトミック科出身なので、発音や歌い方など、とにかく全身で訴えて、ユーモアタップリの熱心なご指導でした。たくさんのことを教わりましたが、こちらも自然に引き込まれ反応して歌うことができたような気がします。
集まった人たちは合唱経験豊かな人たちで、ソプラノ・アルトの揃った声が左右から包み込むように響いてきます。これはきっと素晴らしいステージになっていきそうな予感がしました。男声はまだ少ないので現在追加募集中。
今回は1時間強でしたが、充実したハイテンションの初練習を経験することができました。しっかり予習して落ちこぼれないようにしなければいけません。



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