四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

早春の小山田緑地(1)

2012-03-07 16:38:00 | 南多摩
曇りで薄日も差してきたので、久しぶりに小山田緑地へ。



梅木窪分園で咲くヤブツバキ。



田んぼ脇の落ち葉を分けて茎を伸ばし、咲くホトケノザ。

梅木窪分園から大久保分園のトンボ池に通じる山道の頂上付近に電柱があり、東京電力の検針員がメーターのチェックをしていました。思わず「こんな山の中まで検針ですか、大変ですネ。お疲れ様!」と声を掛けると笑みを返してくれました。

尾根道を行き、頂上の芝生で休憩していると、ご婦人に「何を撮られているのですか?」と声を掛けられました。やがて蝶の話になり「庭のミカンからクロアゲハの幼虫が移動したので、ミカンの木に戻し、寒冷紗で覆い、羽化したのを観察しました」などと話され、蝶への関心の高さが伺われました。「この辺ではススキが生えるので、ジャノメチョウが見られます」というと「私も見ました」とのこと。
「土曜日(3月3日)に、モンシロチョウよりも小さい黄色い蝶を見かけました」とも。越冬していたキチョウが出てきたのかもしれません。



斜面には、ノアザミの根生葉が広がり始めていました。今年も多くの蝶たちがここのノアザミを訪れるでしょう。



トンボ池近くの湿地にギシギシが群生していました。葉裏を覗いてベニシジミの幼虫を探したのですが、1頭も発見できず、悔しい。



オオイヌノフグリに、セイヨウミツバチが来て吸蜜しています。昨春、この近くのソメイヨシノには、セイヨウミツバチがブンブンと唸るほど集まっていました(2011年4月14日記事)。3月上旬なのに早くも養蜂業者がミツバチの巣をこの近辺に設置したのだと思います。



東屋近くで咲く濃い紫色のオオイヌノフグリ。撮影中、ウグイスの初鳴きを聞きました。

今日は2日続きで暖かでしたが、日が差さないとやはり蝶は姿を表わさないようです(最高気温15℃)。

※早春の小山田緑地(2)へ続く


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