四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

モンキチョウが飛ぶ

2012-03-19 20:59:00 | 南多摩
暖かな晴れの3月15日、丘陵の畑・草地を回りました。期待が叶い、今年初めてモンキチョウの飛ぶ姿を見ることができました。



最初に訪れたのは、町田市の鶴見川源流地域の畑。モンキチョウもモンシロチョウも見られませんでしたが、大屋敷の近くに咲く紅梅が満開でした。



町田市の小野路に移動。雑木林の林縁にオオイヌノフグリとオホケノザが一面に咲き、春を感じる。



少し歩くと、芝生斜面の一番上の草地でモンキチョウが3頭飛んでいました。そこで、この斜面に陣取って弁当を広げ、しばらく観察することに。
モンキチョウは幼虫で越冬し、早春に最も早く羽化する蝶です。神奈川の大磯など温暖な地域では、2月から羽化するようですが、多摩丘陵のこの地でもようやく新生蝶が出現しました。


モンキチョウ♂

1頭の雄が広い面積を飛翔して縄張りを主張し、別の雄が登場すると激しく追飛していました。この雄のテリトリー内に座っていたので、この雄は僕の近くを飛び回り、時々草地に下りて日光浴します。オオイヌノフグリにつかまって吸蜜すると、花が蝶の重みで傾いて下向き加減になっていました。


モンキチョウ♀(白色型)

写真は、吸蜜中の白色型の雌。雄と雌の絡みあうような飛翔も見られました。



30分ほど先の東光寺の屋根と千手観音。



千手観音を真下から見上げたところです。台座のマス目の一つ一つに観音経の文字が書かれているようです。

3月15日の天候:晴れ、風弱し。最高気温13℃

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