東京都が豊洲豊洲市場地下空間に関する「第二次自己検証報告書」を発表しました。
全国的にも注目されている豊洲移転問題ですが、東京都という巨大組織の自浄作用が問われていると思います。
日本共産党都議団は、大山とも子幹事長が声明「豊洲市場地下空間に関する『第二次自己検証報告書』について」を発表しました。
今回の報告書は、8人の名前をあげて「実務上の責任者」としました。これまでは「知らなかった」「盛り土の上に立っていたと考えていた」としてきた方々も含まれています。
一方で、築地市場の豊洲移転は、その全過程で石原元知事のトップダウンによって進められてきた事業です。その関わりについては、何も言及がありません。
都議会では豊洲市場移転問題特別委員会が全会一致で設置されました。しかし、これが動き出していません。
日本共産党は他の会派とともに「豊洲市場移転問題特別委員会の早期開会を求める申し入れ」を行いました。都議会自らが決定した特別委員会で徹底的に議論することは早期に行なうべきです。
同時に、この問題は幹事長声明でも言及している通り、権限の強い百条委員会の設置は不可避だと思います。
盛り土問題については一歩前進したと思いますが、豊洲移転問題は盛り土だけではありません。闇が多すぎるというのが印象です。地下水管理システムの機能不全、そもそもの土壌汚染状況、使い勝手の問題、官製談合の疑惑が濃厚な入札など問題は山積みです。
安全な市場というのは一丁目一番地です。
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