TPP関連法案が衆議院特別委員会で「採決」されました。
渦中の山本農水大臣が「野党が必ず強行採決するだろうと総理に質問するが、強行採決するかどうかはこの佐藤勉さんが決める」といった佐藤議院運営委員長も知らないまま、これまでの議会のルールを完全に無視をして強行採決されたというのです。
国のカタチを変え、日本の農業、医療などを破壊するTPPの強行採決に満身の怒りを持って抗議します。
所管大臣である山本農水相の二度目の失言──「こないだ冗談を言ったら、クビになりそうになった」という発言に多くの国民が怒っています。「つつしんで撤回する」と言ってみても、二度目の失言によって最初の失言も悪いと思わず、思っている本音が口に出てしまったのでしょう。
ふり返ってみると、TPPの交渉をしてきた甘利氏が自らの疑惑で辞職し真相は闇の中、特別委員会委員長だった西川氏の『TPPの真実』という暴露本問題など、本当に信じられない事態がいくつもありました。
「TPP断固反対」──安倍政権の「だまし討ち」暴走メニューの中でも、このTPPは公約違反そのものです。
採決撤回、TPPは廃案に──この声を大きく上げていきます。
同時に民進党のみなさんに一言いいたいのは、2日の衆院特別委員会の採決に一度は同意したという事実です。本日の議会対応では、野党が結束して望んだことは重要であったと考えます。問題点が次々と明らかになっていた中で、採決日程の合意という行為は「審議は尽くされた」という意思表明に取られても仕方ないものです。
市民と野党共闘の共闘で政治を変える──。国会対応でも、本気の共闘を心から望みます。
TPPの問題点をわかりやすく解説した「とことん共産党」をぜひご覧ください。
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