リニア中央新幹線を考える町田の会主催の「リニア中央新幹線は『夢の超特急』なのか」に参加しました。
ジャーナリスト樫田秀樹氏の講演は、リニア沿線各地で何が起こっているのか、3兆円の財政投融資がなぜ登場したのか、住民運動がどのような取り組みをしているのかなど示唆に富んだものでした。
私が、改めて強く認識させられたのが「当事者性」についてです。地域によっては「国策」「他の人とは違う」というだけで「おかしい」と思っていても声をあげられないものです。私自身は、この間の学習などを通じて、リニア建設は経済性、環境破壊などあらゆる角度から建設には反対です。
しかし、リニア新幹線の建設について「よく分からない」「自分とは関係ない」と感じている方が多い中、自分といかに関わりがあるか、自分との接点がどこにあるのかという鉱脈を探っていく必要があると思います。
ある自治体集落では、土石流(土砂崩れ)への不安について集落の方々が当事者としてリニア建設の有無を超えて、残土を持ち込むことはダメという一致点で運動を広げているといいます。
東京都内から発生する建設残土は600万立米と予測されていますが、うち250万立米が町田市の小野路立て坑から搬出されることになるのです。
この建設残土について、土をそのまま掘ったものは残土ですが、シールドマシーンで掘り出した土には薬品などが混入されている場合は産業廃棄物となるということです。
残土問題についての規制は、現在法律にはなく、各自治体の条例であることも強調されました。
このほかにも刺激的な内容が盛りだくさん。市民のみなさんと力を合わせて、取り組みを進めて行きたいと思います。
他の運動でも、私と関係ないと思っている方に、あなたとの接点はここにあるというものを見つけていきたい。
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